DeNA決算発表、EC法人会員7%増

Mobage 国内は不振、海外は増加

株式会社ディー・エヌ・エーは2月5日、平成26年3月期 第3四半期決算を発表した。

大幅増であった平成25年度に比べると減少傾向にあるが、第3四半期の売り上げは1415億円、営業利益435億円を確保した。

Mobageのモバコイン消費は国内で11.1%減だが、海外では146%増と対照的。フィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が進んでおり、モバコイン消費の77%がスマートフォンからとなっている。

ソーシャルメディア事業の売り上げは1216億円と、前年同期比8%減、利益は458億円、22%減となった。

EC事業は売り上げ増も利益減

EC事業の売り上げについては、DeNAショッピング(auショッピング含む)が340億円、前年比3.7%増。有料法人会員数は4,623店、前年比303店増となった。ただしオークションサイト「モバオク」の会員数、「DeNAトラベル」の海外ツアー販売が減少した。EC事業の収益は138億円、利益は30億円となった。

ベイスターズは収益増も赤字

横浜DeNAベイスターズの入場者、売り上げは順調に増加するも、有力選手の獲得費用が増加。売り上げ62億円、8億円の損失。

ソーシャルメディアの比率大

多角化を進めているDeNAであるが、売り上げの8.5割をソーシャルメディアで挙げている構造となっている。利益でいえばソーシャルメディアが105%となり、その他事業の赤字を補填している形だ。

ソーシャルメディアは売り上げの変動が大きく、ヒット作品に左右される。今後展開される新たなサービスに注目していきたい。