「airCloset」、事業拡大に10億円弱の資金調達!

ECのミカタ編集部

記者の論点:クリーニング事業も、倉庫業も、服をレンタルする事業と関連性がある。それぞれの相乗効果によるメリットを最大限に引き上げる、業務提携であり、資金調達である。

「airCloset」の更なる成長はお客さんの笑顔を呼ぶ!

株式会社エアークローゼット(以下、エアークローゼット)は、ファッションレンタルサービス「airCloset」の更なる成長加速に向け、株式会社ジャフコ(以下、ジャフコ)が運営するジャフコSV4共有投資事業有限責任組合/寺田倉庫(追加出資)/クリーニング業界最大手のホワイト急便を展開する中園ホールディングス/クレディセゾンのコーポレートベンチャーキャピタルであるセゾン・ベンチャーズなど、複数社から10億円弱の資金調達を決定した。シナジーが見込める大手企業の資本参加により、財務基盤の確保はもとより、倉庫運用・クリーニング分野へのシナジーを最大限活用してファッションレンタル事業の体制強化を図る。今回の資金調達および業務提携により、一層質の高いサービスを実現する体制を整え、さらなる成長を目指していく。

「airCloset」は、日本初の女性向けファッションアイテムの月額制レンタルサービスである。登録されたお客さんの情報(サイズ、ファッションの好みなど)を元にプロのスタイリストがコーディネートしたアイテム3点を、お客さんのもとへ宅配する。「あたらしい感動とワクワクを届ける」をテーマに活動を続け、現在会員数は約70,000人になった。ファッションレンタルという枠組みに捉われず、洋服の「出会い」を提供することを役割として掲げ、サービスを運営している。この「出会い」を通じて、関係各位の成長を続けていく。特徴は、月額制6,800円(税抜)であり、何度でも交換することができる。また、送料・クリーニングは不要で、スタイリストが服を選択する。

2015年春に資本参加をした寺田倉庫に追加で出資してもらい、より密な連携を行う。倉庫での洋服の受入・管理・発送はファッションレンタルサービスにおけるサービス品質の中核をなしている。今後は、寺田倉庫との協業をさらに強化していき、共に倉庫オペレーションの品質向上を進めていく。

今回の調達から新たに全国でホワイト急便を展開している中園ホールディングスも資本参加をする。これまでの倉庫オペレーション強化の側面だけでなく、クリーニングオペレーション強化の観点からもサービス品質の向上に積極的に取り組む。具体的には、資本面の参加だけでなく、全国約8,500店舗を展開するホワイト急便の技術やノウハウを活用し、クリーニングオペレーション向上に向けた事業連携を一体となって推進していく。

さらに今回、日本を代表するベンチャーキャピタルであるジャフコおよびクレジットカード業界初のベンチャーキャピタルであるセゾン・ベンチャーズからも資金調達を実施することとなった。倉庫業やクリーニング業といった事業上のシナジーが見込める関連分野の事業者としての視点はもちろん、エアークローゼットが日本で始めて打ち出した「ファッションレンタル事業の可能性」について、確かな投資・金融経験を持つ両社からの評価が高かった。また、ジャフコについては日本最大のベンチャーキャピタルとしての投資経験、セゾン・ベンチャーズについてはクレジットカードビジネスにおいて培われたノウハウや顧客基盤を活用し、「airCloset」の成長に向けた協力体制を敷いてもらうことを予定している。

「airCloset」は、ファッションアイテムをレンタルすることができることで人気を集めている。今回は、「airCloset」をさらなる成長させるために資金調達を行った。資金調達により、商品を保管する倉庫やクリーニングを向上させるなど、大きく成長することだろう。同様にお客様の満足度も今よりも高くなるはずだ。


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