【楽天/Amazon/Yahoo!編】2016上半期、注目ニュースまとめ

ECのミカタ編集部

2016年、もう半分が過ぎようとしています。

この半年間、EC業界においてどんなニュースがあったのでしょうか?
あなたはどのくらいこの業界のことを把握できていますか?

上半期の押さえておくべき注目ニュース、まとめてみました。

【EC業界総合編】https://goo.gl/nmv97v
【ヤマト/日本郵便/佐川編】https://goo.gl/vGMIuy

“攻め”のYahoo!

“攻め”のYahoo!

1位 Amazon・楽天に続きYahoo!もきた!三つ巴セール
https://ecnomikata.com/ecnews/8402/
2016年3月末。Amazon・楽天のセールにあわせて、Yahoo!も参戦!滅多に被ることがない3大モールのセール合戦に目が離せませんでしたね。

2位 ヤフー2015年度通期&第4四半期決算発表、EC躍進
https://ecnomikata.com/ecnews/8868/
売上アップに大きく影響を与えたのは、“あの”サービス?Yahoo!ショッピングは今までに無い伸び率?ここで見せるYahoo!の本気とはどのようなものなのでしょうか。

3位 第2弾 Best Store Award 2015とヤフーの戦略
https://ecnomikata.com/ecnews/8221/
近年、ECに力を入れ始めたYahoo!。なぜECへ?そんな攻めの戦略の理由をヤフー株式会社 執行役員 小澤隆生氏に語っていただきました。

4位 Yahoo!「すごい父の日2016」公開、最愛を伝える青
https://ecnomikata.com/ecnews/9056/
父の日特集の「すごい父の日2016」、テーマは“青”です。ん、なんで青?それは真実の愛の象徴だから。愛情がたくさん詰まった、Yahoo!ショッピング店舗のギフトです。

5位 ヤフオク!Awardに潜入〜昨年末単日32億で新記録
https://ecnomikata.com/ecnews/8124/
ヤフオク!の平日最高取扱高は32億円?Awardグランプリの企業、秘密を語ります。

Yahoo!は攻めで勝負

 Yahoo!は成長の上半期でした。2013年10月7日にYahoo!ショッピングへの出店・月額利用料無料化を発表して以来、さらにEC事業に注力をし始めました。そして2016年前半、攻めの戦略を感じます。Amazon・楽天と同時期にセールを行い、ECモール全体で盛り上がりを見せました。そんな中Yahoo!は、長期間のセールや最大50%オフなど、消費者にとって魅力的な内容で打ち出しています。

 また、6月16日には20周年を記念し“大感謝祭セール”も行いました。そのCMではタレントの宮川大輔さんを起用し、3種類制作するなど、PRのために大きな広告費をかけています。そこからもYahoo!のEC事業への本気度が伺えます。

Yahoo!のEC国内流通総額は通期で初の1.5兆円を突破しています。そしてショッピング商品数は2億に増加、国内最大の商品量になっています。この結果からEC事業の伸び率は大きなものであり、今後もどのような施策を打つのか、見逃せないでしょう。

“変化”のAmazon

“変化”のAmazon

1位 Amazon・楽天のSALEが開始!あなたはどっち派?
https://ecnomikata.com/ecnews/8372/
Amazonが3月末に3日間限定で、10分おきにお買い得商品が登場する「Spring Time Sale」を開催しました。サイバーマンデーウィーク,プライムデーと並ぶ大規模なセールです。

2位 【速報】Amazonセラーカンファレンスで語られたこと
https://ecnomikata.com/ecnews/9233/
社長 ジャスパー・チャン氏も登壇したAmazonセラーカンファレンス。日本の巨大倉庫Amazonですが、何が語られたのでしょうか。

3位 【速報】Amazonと最短1日で卸取引開始!全メーカーに朗報
https://ecnomikata.com/ecnews/7927/
Amazonの仕入れ先として取引ができる「Amazonベンダーエクスプレス」。メーカーに嬉しいサービスの開始です。

4位 Amazonが配送重視する真意とバックヤードの未来
https://ecnomikata.com/ecnews/9271/
Amazonの、誰も敵わない絶対領域とは?なぜ配送を重視するのか?その秘密がここに詰まっています。

5位 Amazonが買取サービスを終了!その意図とは?
https://ecnomikata.com/ecnews/8618/
Amazonが買取サービスを、2016年4月8日午後0時前後を持って終了しました。しかしその後“一時休止”であることが発表され、6月23日よりサービス再開です。


変化するAmazon、パワーアップ

 2016年上半期、Amazonは“変化”がキーワードだったような気がしています。買取サービス終了→一時休止→再開から始まり、全品送料無料が終了など、大きな変化がありました。終了するサービスがある反面、新たにスタートした買取サービスでは、買取対象のカテゴリーが大幅に増えるといったパワーアップしたサービスも見られます。

 そしてプライム会員を増やす動きも見受けられました。AmazonのCMにてプライム会員のPRを行ったり、プライム会員向けのサービスの充実の施策で、プライムラジオ開始やプライム・ビデオではオリジナルコンテンツの作成に力を入れています。今後Amazonはどのように更に領域を伸ばしていくのか注目です。プライム会員のメリットはこちらから。(https://goo.gl/GLQYpW

 Amazon全体を通してですが、プライム会員になることでライフスタイルそのものを提案しているのではないでしょうか。プライム会員はECという面では、お急ぎ便・当日お急ぎ便の無料利用など様々な優待が受けられます。そして生活という面では、プライムラジオやプライム・ビデオなどが利用できるようになります。

 AmazonはECを通してのサービスを提供しているのではなく、人々の生活を総合的に充実したものにさせるべく、プライム会員という存在があるのだと思います。そう、ECはライフスタイルをよりよくするための1つの手段に過ぎないのです。

“挑戦”の楽天

“挑戦”の楽天

1位 【速報】楽天ANAマイレージクラブカード始動!
https://ecnomikata.com/ecnews/8064/
楽天とANAが連携し、お得なカードの提供を開始しましたね。人々のライフスタイルへの影響を覗いてみましょう。

2位 【速報】楽天 2016年度第1四半期決算発表
https://ecnomikata.com/ecnews/8990/
“NO1 Membership Company”を掲げる楽天。顧客満足度向上を狙う戦略。そして第1四半期決算の結果は?

3位 楽天 2015年度 決算発表!海外事業の撤退で見える理念
https://ecnomikata.com/ecnews/8057/
海外事業へのテコ入れ、すべては店舗への想いを反映させ、消費者の笑顔に繋げるために?今後の方針のキーワードは“vision2020”です。

4位 【速報】楽天の新プログラムに見るポイント還元の核心
https://ecnomikata.com/ecnews/7787/
「楽天市場のお買いものがいつでも毎日ポイント7倍に!」そんな楽天グループ総力をあげての新サービスが発表されましたね。ポイントを通しての想い、とはいかに?

5位 【特報】楽天、ハングリード子会社化!店舗支援強化へ
https://ecnomikata.com/ecnews/7664/
EC支援システムを提供するハングリードが楽天の完全子会社になりました。これにより起こる双方への影響はどのようなものだったのでしょうか?


楽天の挑戦は続いていく

 楽天の2016年上半期は“挑戦”ではないでしょうか。それは、いくつかの大きなサービスをリリースしたことにあります。まずは“楽天ANAのマイレージクラブカード”。そして「楽天市場のお買いものがいつでも毎日ポイント7倍に!」のプログラム。そして話題になったお買い物パンダのCMをあわせて見てみると、“楽天ポイント”に注力していることが見えてくるでしょう。

 楽天ポイントとは楽天市場で買い物をする際に消費者に重視されるサービスの1つです。そんなポイントのサービスを拡充することで楽天の挑戦が伝わってきます。楽天ポイントがあるからこそ、楽天市場で買い物をするという消費者もいると思います。そんな中で下半期もポイントに注力していくのか、見どころです。

 そしてハングリードが楽天の完全子会社になったというニュースからも、挑戦する動きは見受けられます。ハングリードは「広告効果改善」「在庫連動」「商品登録」「受注・顧客管理」という4種類の機能を持つ“Cloud Robot”というサービスによって1000社以上のECショップを支援してきました。連携することにより、楽天への出店はより進めやすくなります。楽天が新たな出店事業者を増やすための施策と考えられるでしょう。

 また、6月2日にはネットに秩序をもたらす、新施策を発表しました。この施策は9月より開始しますが、EC業界では話題になっています。不正を許さない、そして正す、レビューへの傾聴施策と違反点数制度の導入です。今まで模倣品販売など不正に関する問題に着手していましたが、新しい施策は大きな動きと見れるでしょう。これは楽天の毅然とした挑戦の姿勢です。その記事はこちらから。(https://goo.gl/6GkjY7

番外編の記事も紹介!

番外編の記事も紹介!

特別企画:モールは通販に何をもたらした?
https://ecnomikata.com/ecnews/8345/

 年々伸び行くEC業界において、今や欠かせない存在となった“モール”という存在。

 楽天・Amazon・Yahoo!に「そもそもモールとは?」という疑問をぶつけてみました。各社の視点とはどのようなものでしょうか。あなたはモールについてどのくらい説明できますか?

 ぜひ、ご覧ください。


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