物流の最新鋭!商品に合わせてサイズを変える段ボール
またまたニトリ!最新システムで物流を変える
株式会社TANA-X(以下、タナックス)は、商品に合わせた段ボール包装を簡単に製造することができる「ボックスオンデマンドシステム」が、株式会社ニトリホールディングス(以下、ニトリHD)で本格稼働を開始したと発表した。
ECの可能性は細部にまで宿る。今や、商品が段ボールの隙間に合わせるのではなく、段ボールが商品のサイズに合わせる時代なのだ。今回発表された「ボックスオンデマンドシステム」は、商品のサイズに合わせた段ボール包装を必要なタイミングに必要な数だけ製造できるというシステム。そして、使用される段ボールのシートは、蛇腹状に折りたたまれた「パタダン/PATADAN®」を材料とし、罫線・カット・スリット加工により包装ケースを製造する。
これにより、段ボールと商品の隙間を埋める緩衝材を使う必要がないため物流コストが削減できる。また、段ボール箱を商品に合わせるため、カッターなどで段ボールを細工する必要もなく、作業時間に余裕ができ、しかもゴミが出ないのでエコだ。
そして、段ボール箱が商品に合わせて製造されることで段ボールの無駄がなくなり、一回の配送で配達車に載せることのできる荷物の量が増え配送効率も上がる。物流業界が抱える人手不足という問題に対しても、明るいニュースとなりそうだ。
ニトリの躍進
ニトリHDは、つい最近、倉庫に積み木型ロボット倉庫システム「AutoStore(オートストア)」を導入したと発表したばかりだ(ニトリの倉庫に日本初!ロボットが担うECの未来http://goo.gl/2oCxf2)。次々とロボットシステムを導入し、物流倉庫の先陣を切るニトリHD。元々が、大きい家具などお客様が自力で運べない商品を扱うニトリHDだからこそ、物流が重要であることは間違いない。EC業界、そして物流業界の先を見据えたニトリHDの取り組みから、今後も目が離せないだろう。
※「ボックスオンデマンドシステム」の動画はこちら