au（KDDI）の物販事業への本気度合いを感じる取り組み

　近くのauショップが、EC購入における拠点となる。KDDI、沖縄セルラーは本日より、全国約2,500店舗のauショップで「au WALLET Market」の提供を開始した。これは、全国の約2,500店舗で、来店時、接客の段階でタブレットで商品を選ぶと、その商品が購入できるというものだ。今までは一部の店舗での展開に制限されていた。

　この購入にあたっては、auユーザーであれば、auの契約の住所が自動表示されるので、これにより、面倒な住所入力をなくして、購入画面になる上、「auかんたん決済」（携帯電話通話代と一緒に支払う決済で、通話代と一緒に払える）の利用することで新たな支払い登録も不要となる。ものを購入する場所として、auショップが一つの選択肢となる。

KDDI、携帯電話だけでなく、コンテンツで顧客満足度up

　また、「au WALLET Market」の全国展開を記念して、「あったか～い金ちゃんパーカーなどもらえる! キャンペーン」を実施する。「au WALLET Market」は、日常を便利で豊かにする「ちょっといいもの」をコンセプトに、魅力的な商品をお客さまに届けるショッピングサービスとして、2015年8月25日より一部の店舗から提供を開始し、2015年12月3日には、会員数が100万を突破したという。

　全国展開に合わせて、auが厳選した「こだわり」の商品に加え、お客さまからの「生活雑貨や日用品なども購入できたら便利」との要望にも応えて、身近な商品も手軽に購入できるよう、商品ラインナップに、富士山のきれいで高品質な天然水、ナチュラルミネラルウォーター (天然水)「フレシャス」の販売を開始している。また、1回の注文で「いつもの」の商品を2,500円以上購入した場合、送料が無料となる。

　また、お買い物をすればするほどおトクになる有料会員サービス「au WALLET Market プラス」(月額300円) を導入。毎月「au WALLET Market」で買い物した額の5%が翌月「au WALLET プリペイドカード」に還元 (チャージ) される特典や「au WALLET Market」内の対象商品を特別価格で購入できる他、プラス会員のみ購入可能な限定商品などもある。

　わざわざ、auショップに購入目的で、行くことはないにしても、機種変更や料金の支払い、プランの変更などの時に、購入することは考えらえられる。auとしては、ここで定期購入の商品を提案することで、顧客との間で携帯電話にとどまらない関係性を築こうとするのが、真の目的なのではないかと思う。ECをとおして、携帯電話会社がコンテンツを強化していく、そんな流れを示す流れではないか。auがauユーザーにとって、ふさわしいキャリアでありたいと思われるようにする為に、KDDIのあらゆる視点での努力はまだまだ続く。

https://www.youtube.com/watch?v=hKYWadu_Y8E