【朝刊】EC業界のNews1日をまとめて振り返り(3月19日版)
昨日3月18日の注目News はこれ
今週もお疲れさまでした!
今週の締めのニュースを振り返って、
また来週の頑張りに備えましょう。
昨日は、リアルからインターネットへ、
そしてまたリアルへと戻るコミュニケーションの話題が2件。
また、元楽天市場の幹部が展開する新サービスも興味深いです。
地域特化のメルカリ新アプリ「アッテ」提供開始
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8371/
Yahoo!ロコと連携NEARLY、1万店舗突破!
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8369/
EC集客はメディアで!元楽天市場の幹部が新サービス展開
http://ecnomikata.com/ecnews/marketing/8327/
スマホアプリが作る、リアルとネットの新たな関係性
今や多くの人にとって身近で手放せない存在となっているスマートフォン。そのスマホの中に入るアプリは、リアルとネットをつなぐ存在となりつつある。
日本最大のフリマアプリ「メルカリ」を提供する株式会社メルカリのグループ会社、株式会社ソウゾウが3月17日(木)より提供を開始したのが、「メルカリ アッテ」。このアプリは登録料無料で、モノの売買だけでなく、譲渡や貸し借り、モノ以外にスキルやサービスの取引、仲間の募集なども行うことができる。特徴の一つとして、位置情報を利用することにより地域コミュニティに特化し、ユーザーのいる地域の周りのユーザーと「会って」取り引きをすることができる。この「メルカリ アッテ」の仕組みからは、C2C市場におけるプラットフォームを提供したいという、メルカリの姿勢が感じられる。
株式会社epochが提供する「NEALY(ニアリ)」は、店頭情報をリアルタイムに提供するアプリ。2016年2月の開始から14ヶ月で登録店舗数が1万店舗を突破した。「NEALY」の特徴は、店舗ではなく「店頭」情報である点。特にファッション・雑貨関連の店舗の登録が多く、ユーザーのいるエリアの店頭にある商品や在庫情報をリアルタイムにスマホで確認することができる。「NEALY」はまたヤフー株式会社と提携し、Yahoo!ロコに対して情報提供も行っているなど、他者との提携も積極的に進めている。
インターネットの普及により、人と人のコミュニケーションが希薄になったといわれた時代もあったが、スマホアプリの普及にともない、ネットとリアルのコミュニケーションが融合しつつあるように思う。
キュレーション型メディアのEC販促
ICA株式会社は、3月18日(金)より、EC向けの集客メディア構築フルパッケージサービス「メディアを今すぐ始めるならQuick Media」の提供を開始した。このサービスを使うことにより、優良顧客を集客できるメディア設計、記事・コンテンツ制作が可能になる。今、EC企業の販促には、特にキュレーション型メディアの活用が有効だといわれている。
先日Google検索の右カラム広告廃止のニュースの中でもお伝えしたが(http://bit.ly/1SXUyud)、販促には複数の柱を持つことが望ましい。特にキュレーション型メディアは、第三者による情報まとめ、共有の場であり、企業が自ら売り込むものではないため、特に若い世代に受け入れられやすいという傾向がある。まだこれから成長が期待される分野でもあり、「Quick Media」を使うことでその構築が簡単になるということで、ECサイトの差別化の手段の一つとなるだろう。