IKEA、アプリ上で「スウェーデン語の商品発音」を聴ける新機能リリース
イケア・ジャパン株式会社は2026年7月16日、IKEAアプリにて、イケアの商品名をスウェーデン語の正しい発音で聴くことができる新機能を追加したことを発表した。
スウェーデン語の「正しい発音」をアプリで確認
イケアの商品には、スウェーデン語に由来する商品名が付けられている。これまで世界中の多くの人が「POÄNG/ポエング」「KLIPPAN/クリッパン」「KALLAX/カラックス」といった商品名を、「きっとこう読むのだろう」と推測しながら発音してきた。
本機能はスウェーデン語を除くすべての言語のIKEAアプリで利用でき、アプリ内の商品名をタップするだけで、スウェーデン語の正しい発音をその場で聴くことができる。
現在、この機能は世界中で毎日約8000人に利用されている。イケアならではのスウェーデン語の商品名を、より身近に感じられるものとして親しまれている。

※画像参照:IKEAアプリにスウェーデン語の商品発音を聴ける新機能が登場(イケア・ジャパン株式会社)
イケアのチーム内でも発音に苦労していた
今回導入された機能は、IKEAアプリの開発チームによる「ハッカソン(短期集中型の共同開発イベント)」から生まれた。
開発チームが顧客の課題をシンプルに解決する方法を模索する中で「世界中の顧客や従業員が、スウェーデン語の商品名の発音に苦労している」という、イケアならではの課題に突き当たった。
そこでチームは、IKEAアプリで商品名の発音をサポートできる機能を開発することにしたという。
ソフトウェアエンジニアのFilip Larsson氏は、本件について次のようにコメントしている。
「このアイデアが生まれたのは、『Nytillverkad/ニティルヴェルカード』の開発に取り組んでいたときでした。Nytillverkad/ニティルヴェルカードは、スウェーデン語で『新たにつくられた』を意味し、イケアのアーカイブにあるアイコニックなデザインを、鮮やかなカラーや新しい素材で現代向けに再解釈した復刻コレクションです。実はチーム内でも、この名前を正しく発音するのに苦労しているコワーカーが何人もいたのです」。
ネーミング担当者が命名ルールに基づいて名前を考案
スウェーデン出身で、イケアの創業者であるイングヴァル・カンプラードはディスレクシア(読み書き障がい)があり、数字のみの商品コードを覚えるのが苦手であったという。
そこで、一般的な商品コードの代わりに、より覚えやすく実用的な方法として「商品に名前を付ける」仕組みを導入。このアイデアはイケア独自の商品ネーミングシステムへと発展し、商品カテゴリーごとに特定の名前が割り当てられ、その後、テーマに基づく命名が行われるようになった。
ソファやアームチェアにはスウェーデンの地名が使われることが多く、バスルーム用品には湖や海に由来する名前が付けられている。
何千もの新商品の登場やアップデートが行われるなか、イケアでは専任のネーミング担当者が、受け継がれてきた命名ルールに基づいて名前を考案しているという。
イケアならではのネーミング文化を、デジタル時代に合わせて発信する取り組みとして注目される。


