LINEヤフー、セブン-イレブンなど5社と戦略提携 ID・ポイント連携で次世代店舗サービスを推進
LINEヤフー株式会社は2026年7月31日、株式会社セブン&アイ・ホールディングス、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)、ソフトバンク株式会社、PayPay株式会社、三井住友カード株式会社との間で、戦略的パートナーシップに合意したことを発表した。
顧客接点の拡張・融合を図る
近年、消費者の購買行動や生活スタイルが多様化し、デジタルサービスが日常に浸透している。そんな中、顧客が利便性に求める水準は一層高まっている。
コンビニエンスストア(CVS)においても、リアル店舗とデジタル接点を融合。日々の買い物体験を、一人ひとりにとってより身近で快適で、魅力的なものへ進化させていくことが、店舗価値の向上と持続的な成長を実現するうえで不可欠な取り組みとなっている。
こうした状況を背景に今回の戦略的パートナーシップでは、セブン-イレブンの店舗網・顧客接点。ソフトバンクが有する人工知能(AI)・ロボット、データ活用力、ITソリューション。PayPayやLINEヤフーが持つ国内最大級のユーザー基盤や三井住友カードの顧客基盤。PayPayと三井住友カードのキャッシュレス決済・ポイント領域における知見を組み合わせることで、これまでにない規模での顧客接点の拡張・融合を図る。
さらに、セブン&アイ・ホールディングスは、ソフトバンクとPayPay、三井住友カードとの間でも、本戦略的パートナーシップを一層深化。各社との取り組みを安定的かつ中長期的に推進し、継続的な成果創出につなげていくため、それぞれ資本業務提携契約を締結した。
ID・ポイント・サービスを相互連携
具体的な連携施策と今後の展開について、一部内容を抜粋して紹介する。
◆ID・ポイント・サービスの相互連携(短期的取り組み)
▷セブン&アイ・ホールディングスの共通会員基盤である7iDのPayPay IDへの統合による、共通の顧客基盤を構築。
▷セブン-イレブンでの買い物に応じてポイントをためやすく、使いやすくする、ストアポイントとしてのPayPayポイントおよびVポイントの導入。
▷ソフトバンク通信サービス利用者、PayPay、LINEヤフーユーザー、三井住友カード決済サービス利用者等に向けた割引・ポイント還元等、各社とのこれまでにない規模での販促・キャンペーン活動を通じた、便利でお得なサービスの拡充。
▷PayPay・LINE・三井住友カード等のセブン-イレブンのミニアプリ展開による、顧客とのデジタル接点の拡充と利便性向上。
◆リアルとデジタルをシームレスにつなぐ(中長期的取り組み)
▷IDに紐づく、各社が有する大規模かつ多様なデータと、各社のリアル/デジタル接点を組み合わせ、日常のあらゆるシーンでお客様の生活に寄り添う、パーソナライズされた顧客体験の追求。
▷ソフトバンクが有するAIをはじめとする技術活用およびDX推進による、店舗オペレーションのさらなる効率化・高度化、店舗管理業務の最適化による省人化など。
▷ソフトバンクのAI、通信ネットワーク、セキュリティ、GX領域等の技術・ソリューションを活用した、店舗オペレーション・次世代サプライチェーン・エネルギー領域の高度化。
次世代の顧客体験の創出、店舗基盤の高度化を推進
LINEヤフー代表取締役社長 CEO 出澤剛氏は、本件について次のようにコメントしている。
「LYPプレミアム会員向けキャンペーンやLINE公式アカウント・LINEミニアプリの活用を通じて、お客様に日常的に価値を実感いただける特典やサービスを提供するとともに、新たなマーケティング機会にもつなげていきます。リアルとデジタルの接点をつなぎ、日常に自然に溶け込む、シームレスな顧客体験を実現してまいります」
各社は今回の取り組みを通じて「コンビニエンス」の在り方を再定義するとともに、リアルとデジタルをシームレスにつなぐ次世代型店舗サービスを追求し、顧客体験の向上や店舗基盤の高度化を進める方針を掲げる。
さらに「街のひとを幸せにし、日本を元気にする」という共通の想いのもと、それぞれの強みを相互に活かすことで、次世代生活インフラそのものの共創を目指す、としている。
リアル店舗とデジタルを融合した、次世代の顧客体験を実現する本取り組み。今後の展開に注目したい。


