伝統的な若狭塗り箸を世界に広めるために 慣れないECに挑戦できたきっかけとは?

野中 真規子 [PR]

伝統的な若狭塗り箸を世界に広めるために 慣れないECに挑戦できたきっかけとは?

ECサイト制作など、自社では難しい業務を経験豊富なプロに委託できる「ランサーズ」(運営・ランサーズ株式会社)。国内最大級の豊富な人材から選べる一方で、希望の成果物を得るためには、委託先の人材とコミュニケーションをしっかりとる必要もある。ランサーズを活用しながらECサイトの構築中という有限会社悟空の谷口淳司氏に、同サービスの魅力や活用するうえで配慮している点などを伺った。

伝統的な若狭塗り×オリジナル技法の箸作り

――有限会社悟空様の事業概要を教えてください。

福井県小浜市の伝統工芸品、若狭塗り箸の製造販売を行っています。

100円でも箸が買える時代ですが、当社では伝統的な若狭塗りの製法にこだわっています。安価なお箸には、中国などの海外で安価に作られるものや、国産といいながら、実はほとんどの工程をそういった海外で行い加飾や最後のコーティングなどの一部の工程のみを国内で行ったものなどもあります。

当社はそこから差別化し、ハンドメイドの特性を生かして、仕上げる「マーブリング技法」を6年前に生み出しました。水に箸用の安心塗料を浮かべて着色することでマーブル模様をつけるもので、現代的で唯一無二のデザインであることから、大変好評をいただいています。

また箸を売るだけでなく、伝統的な箸の作り方や、職人の仕事を知っていただくために、箸作りの体験も提供しています。近隣の保育園や学童保育に通う子どもたちに教えていますが、子どもにとってもマーブリングは楽しいですし、自分が作った箸が食卓にあると、食事の時の気持ちもやはり違うようで、「食育につながる」と好評。最近ではこうした活動に関する体験教室のオファーもいただくようになりました。

また個人的にブログやInstagramでも若狭塗りについて発信していたところ、箸の塗りの技法を万年筆や楽器、杖など別の製品にも転用したいとのお声がけもいただくようになりました。

全国、海外展開も見据えてECサイトの構築を決意

――ECサイトを作ろうと考えたのはなぜですか?

前述のような活動で若狭塗り箸の可能性をあらためて感じ、もっと箸の魅力を広めたいと考えました。

小浜市の箸の生産シェアはもともと国内の8割を占めていましたが、現在は7割にとどまっています。当社は卸売でのみ販売していましたが、そこにしか売り上げの基盤がないリスクは以前から感じていました。コロナ禍によってさらに地元だけでなく全国各地へ、さらにゆくゆくは海外にも商いを展開したいと思い、ECサイトを開設することを検討しました。

――ECサイトの構築にShopifyを使われていますが、構築のためにランサーズを活用されたのはなぜでしょうか。

地元の福邦銀行さんからのご紹介で、ランサーズさんがShopify を使った全国のECサイト構築支援の取り組みをしていることを教えていただきました。Shopifyについてはもちろん、ECサイトを作るための知見がまったくなかったので、お任せすることにしました。

それまでも海外越境ECへの展望について、県などのよろず支援相談所に相談したことはありましたが、だいたいはマイナスな答えしか返ってきませんでした。でも国内でも海外でもむずかしいことには変わりません。これまでも問屋に卸した箸を買う人のメインは海外の方でしたので、現在の国内の状況をみても海外にいくべきだと考えました。

そこでいざECサイトを作ろうと思っても、なかなか踏みだせなかったところを、福邦銀行さんに背中を押していただいた形です。

依頼内容の明確化と、進捗状況の確認が大切

――どのように取り組みを進行しましたか。

ランサーズさんにShopifyを構築できる人探しをお願いしました。当社の要望に合いそうな方3名のうち、面談をして1人の方に構築をお願いすることにしました。

――取り組みはスムーズにいきましたか。

サイトを作ること自体が初めてだったので、そもそも何がわからないことがわからないという状態。ZoomやLINEでやりとりするのにも不慣れだったので、どうしても意思の疎通が難しく、ズレが生じることもありました。

サイトは形にしていただきましたが、思いが反映されていなかった部分も多く、現在修正する部分を詰めているところです。

今振り返ると、丸投げしすぎてしまったところも一因だったと思います。お任せする部分をもっと明確にした上で、相談の段階で細かくリクエストし、つど進捗状況を確認していけばよかったと思いました。あとでひっくり返すのはお互いに大変ですから、こまめなすり合わせが必要だと思います。

サイトの修正については、あらたにパートナーとして一緒に作ってくれる人をランサーズさんで探しています。海外展開にあたって言語や関税についてのアドバイスもいただきたいので、越境ECの経験者を希望しています。

そうした人材は自社や地元のつながりだけでは見つけることが難しい。ランサーズさんはそうした人材が豊富にいることはもちろん、当社の事業に関心をもって、親身になって相談を受けてくれるので心強いですね。

ECに挑戦したくても、方法がわからない企業に

――ランサーズさんのサービスは、どのような企業におすすめですか。

当社のようにデジタル音痴で、ECをやりたいと思っても誰に何を頼めばよいかわからない、という企業におすすめです。いうまでもなく、ランサーズさんは専門知識のあるプロ人材が豊富なので、自社で人を探したり、サイト制作について考えたり学んだりすることなく、選んだ人にECサイトを構築していただくことができます。

ものづくりに力を入れている企業にも適しているのではないでしょうか。当社も機械をまったく使わないハンドメイドのものづくりをしているため、手を動かさないとお金になりません。ECサイトの知識を学ぶ余裕はありませんが、ランサーズさんにサポートしていただけるので安心感があります。


――今後の展望をお聞かせください。

現在、箸の販売も制作体験も好評で、興味もってくれている人はいるのですが、現物が買えないという、もったいない状況です。ランサーズさんで当社に寄り添ってくれる方を見つけてECサイトを修正し、なるべく早くオープンしたいですね。

若狭塗り箸の伝統技術や魅力について、ECサイトからもっときちんと発信すれば、さらに成長しそうだという手応えも感じているので、これからも力を入れていきたいと思います。

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記者プロフィール

野中 真規子

ライター。著書(電子書籍)『片付けられない、という「思い込み」をなくして、今すぐ片付けるための本』(ハウスキーピング協会)が好評発売中。ECのミカタにおいては、ECサービスのお話から伝わる本質的なメッセージを受け取り、拡散することが歓びです。

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