【Vol.1】メンズコスメ・スキンケアに関する調査
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今回は20代〜30代男性1,027名を対象に、メンズコスメ・スキンケアに関する調査を全2回に分けてお送りします。
【Vol.1】メンズコスメ・スキンケアに関する調査の結果をご覧ください。
約8割の男性が「肌は外見や印象に影響する」と回答。一方スキンケアを日頃からしている人は28.4%と判明
まず、20代〜30代男性1,027名を対象に、肌質や肌の悩みについて調査しました。
「肌に関する悩みがない」と回答した人は20代男性で20.5%、30代男性で17.7%となり、およそ8割の男性は肌に関して悩みを持っていることがわかりました。そこで、「どんな悩みがありますか?」と聞いたところ
20代男性では「ニキビ・ニキビ跡」が最も多く42.2%、30代男性では「ヒゲ(手入れ、剃刀負け)」が最も多く36.5%となりました。20代、30代ともに肌質やエチケット処理に関して悩みがある様子が伺えます。
続いて、日頃のスキンケアについて聞きました。
「日頃からしている」と回答した人は20代男性で33.7%、30代男性で23.3%となり、「気になった時にしている」と回答した人は20代男性で30.0%、30代男性で31.3%となりました。全体でおよそ6割の男性がスキンケアを意識していることがわかりました。
そこで「肌は外見や印象に影響すると思うか」と尋ねました。
「とても影響する」「やや影響する」と回答した人は20代、30代ともに約8割となりました。
特に、「日頃からスキンケアをしている」と回答した人においては、肌が外見や印象に「とても影響する」と回答した人の割合が高く、20代男性で71.9%、30代男性では65.3%となり、全体と比較して肌に対する意識が高いことが伺えます。
スキンケアに関する情報収集方法、第1位は「SNS」
次に、全員を対象にスキンケアに関する情報収集の方法を調査しました。
「美容・スキンケアに関する情報収集をしますか?」と聞いたところ「よくする」「たまにする」と回答した人は20代男性で39.9%、30代男性で33.1%となりました。
また、情報収集をしていると回答した人を対象に、情報収集場所(方法)を聞きました。
「SNS」との回答が最も多く20代男性で65.3%、30代男性で56.4%となり、「ニュースアプリ」や「TV」が続く結果となりました。
利用しているスキンケア用品と購入場所。月の平均購入金額は1,048円
「スキンケアを全くしない」と回答した人以外の20代男性415名、30代男性422名を対象に「利用しているスキンケア用品」を聞きました。
最も多かった回答は20代、30代ともに「洗顔フォーム」で20代男性で64.6%、30代男性で59.7%となりました。また、およそ半数の男性が「化粧水・乳液」をスキンケアに利用していることも判明しました。
購入場所では20代、30代ともに「ドラッグストア」が7割以上、次いで20代男性は「EC」で30.8%、30代男性では「スーパー・コンビニ」で24.7%となりました。
多くの人がドラッグストアを利用していることがわかりました。
最後に、「ひと月あたりのスキンケア商品購入金額」を聞きました。
20代、30代ともに「500円〜1,000円未満」と回答した人が多く20代男性で41.6%、30代男性で39.4%となりました。
平均すると20代男性は1,084円、20代男性は1,013円となり、ひと月当たりのスキンケアにかける金額は全体で平均1,048円となりました。
以上、20代〜30代男性対象の「メンズスキンケア」に関する意識調査の結果をお送りしました。
今回の調査では、肌やスキンケアに関する意識調査を中心に行いました。
「肌は外見や印象に影響すると思うか」という質問では約8割が影響する/やや影響すると回答したものの、実際にスキンケアを日頃から行なっている男性は全体で約3割という結果になりました。男性専用のスキンケア用品ブランドが続々と登場していることから、スキンケアの習慣化、ブランド・商品の認知拡大を促すことが今後のメンズスキンケア市場拡大の鍵と言えるかもしれません。
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調査概要
調査期間:2019年6月10日(水)〜6月11日(木)
調査対象:20代〜30代/ 男性 / 自社モニター会員
割付方法:1,027サンプル(20代507サンプル、30代520サンプル)