ネット詐欺発生中、梅雨・暑さ対策グッズに要注意!(BBソフトサービス調べ)

ECのミカタ編集部

インターネットの普及により便利になった現代。その反面、インターネットを悪用したインターネット詐欺が増加しつつある。巧妙な手口に引っかからないように、現在起きている問題を把握しておく必要がある。今回は、BBソフトサービス株式会社(以下、BBソフトサービス)の2016年6月度のインターネット詐欺リポートを元に考えていく。

5月度の詐欺は4月度の2.2倍!その要因とは

 6月度の前に5月度のインターネット詐欺の総検知数を見てみると、前月比約2.2倍の230万9,352件を記録し、その種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが82.56%、フィッシング詐欺サイトが12.74%であった。また、マルウエア感染サイトが1.28%、ボーガスウエア配布サイトが2.40%、ぜい弱性悪用サイトが1.02%だった。

 主な増加要因は、前月4月から海外のアダルトサイトを閲覧していた複数のユーザーの、ゴールデンウィーク期間中の閲覧が増えたことによるものが考えられる。また、犯罪者が海外のアダルトサイトを介して、詐欺サイトへの誘導を図ったことも要因の1つである。

 5月度に最も多かったワンクリック詐欺は、不当な料金請求画面に会員登録の解除方法やユーザーサポートなど、閲覧者から直接連絡させるボタンや電話番号を表示しており、予備知識のない人が会員登録を解除しようとして、電話やメールで連絡をしてくることを狙うという、巧妙な手口となっている。このような“巧妙な手口”が目立った5月度のリポートだったが、果たして6月はどうだったのだろうか。

5月度の詐欺リポートの詳細はこちら

6月の詐欺は減少傾向、しかし引き続き注意が必要

6月の詐欺は減少傾向、しかし引き続き注意が必要

 その他、6月に特徴的な傾向としては、梅雨・暑さ対策関連グッズの詐欺サイトが増加したことがある。インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが87.58%(前月比5.02ポイント増)、フィッシング詐欺サイトが10.04%(前月比2.7ポイント減)、マルウエア感染サイトが1.22%(前月比0.06ポイント減)だった。また、ボーガスウエア配布サイトが0.82%(前月比1.58ポイント減)、ぜい弱性悪用サイトが0.32%(前月比0.68ポイント減)であった。

 6月度は、5月度と比較して総検知数は若干減少したものの、引き続きワンクリック詐欺や不当請求詐欺サイトの検知数が非常に多い状態が続いている。実際に動画サイト閲覧で架空請求詐欺被害に遭い、100万円を超える電子ギフト券を購入させられる詐欺事件なども発生している。犯罪グループは金銭に結び付く成果を上げられる限り、同様の手口を継続するものと考えられるため、引き続き消費者への注意喚起が必要だ。

季節関連グッズに詐欺の狙い目が・・・

 その他、梅雨・暑さ対策関連グッズの詐欺サイトが増加した。昨年は夏用布団やクーラー、扇風機などの商材が多く見られたが、今年は商材がより多様化している。既に大手ECサイトでも販促活動が始まっており、その人気商材を詐欺サイトに盗用掲載しているようだ。

 このような詐欺サイトでは、商品を購入しても商品が届かないなどの被害に遭う危険性がある他、入力したメールアドレスやパスワード、住所、氏名、クレジットカード番号などの犯罪者にとって有益な個人情報が搾取される。それにより、成り済ましによる不正な商品購入や、個人情報がブラックマーケットで売買される危険性も十分にある。

 6月は梅雨に始まり、湿度や気温が少しずつ上昇する時期であり、対策グッズがよく売れるようになる。それに合わせて、詐欺も増加する。もちろん、消費者自身で詐欺に遭わないように厳重に注意をする必要があるが、消費者だけでなく、EC側でも対策を練ることが大切だ。例えば、ショッピングモールであれば、店舗が不正な商品を販売していないか、チェックを厳しくしたり、店舗としても、万が一にも不正な商品を仕入れてしまわないように、また、自社の商品が不正に利用されないように販売先に注意するなど、通常以上に注意が必要だろう。このような対策を練りながら、ユーザーを詐欺から守っていくこと、その姿勢を見せることで、ユーザーは安心してECを使うことができ、夏場の売上を順調に伸ばすことにつながるだろう。


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