JADMA会員の売上高は-2.5%、3ヶ月連続で減少方向?【JADMA調べ】

ECのミカタ編集部

JADMA会員の売上高は?

 公益社団法人日本通信販売協会(以下、JADMA)が、協会の理事社・監事社を中心とする会員企業計136社を対象とした、2016年6月度の通信販売売上高を発表した。

 136社の2016年6月度の総売上高は、1,272億5,100万円という結果になった。3ヶ月連続で前年を下回る結果となっており、前年同月比で見てみると-2.5%減少している。

 また、商品別の伸び率は、「衣料品」で前年同月比-9.2%、「家庭用品」で-7.1%、「雑貨」で-6.9%、「文具・事務用品」で+7.2%、「食料品」で-0.5%、「健康食品」で-1.4%、「化粧品」で+2%、「通信教育・サービス」で-8.6%となった。なお、6月度の1社あたりの平均受注件数は、84,367件(回答109社)である。

衣料品が減少、解決策とは?

 商品別で見てみると、全体的に減少傾向が強い。特に6月度は、「衣料品」が前年同月比-9.2%と、最も減少している。4月度においても「衣料品」が最も減少していたため、3ヶ月間伸び悩んでいることが伺える。

 EC業界全体で見ると、過去5年間で前年比10%以上で成長してきた。しかし2015年度においては前年比7.64%増という結果になっている。(経済産業省「電子商取引に関する市場調査」による)伸び率が鈍化している原因の1つとして、個人消費の落ち着きが挙げられている。

 こういったEC業界の伸び率の鈍化が、JADMA会員の総売上高3ヶ月連続減少にも、影響しているのではないだろうか。個人消費が落ち着いている現在において、消費者に商品をどう魅力的に見せていくのか、その戦略が問われる時なのかもしれない。


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