CROSS MALL と 後払い.comが連携、さらなる効率化へ

ECのミカタ編集部

 株式会社アイル(以下、アイル社)が提供する複数ネットショップ一元管理ASPサービス「CROSS MALL」は、株式会社キャッチボール(以下、キャッチボール社)が提供する後払い決済サービス「後払い.com」と連携したことを8月23日に発表した。

「CROSS MALL」「後払い.com」ってどんなサービス?

 「CROSS MALL」はアイル社が開発・提供する、複数ネットショップの商品登録・在庫管理・受注管理・仕入管理を一元管理できるASPサービスのことだ。要望を積極的に受け付ける「お客様参加型の機能強化」を進めるなど、使いやすさを重視している。また、システム連携により、ネットショップのみならず、店舗・倉庫・卸の実在庫もトータルで一元管理が可能になっている。

 ECでは、運営に必要な業務を効率化することで、より最適な店舗運営が可能になる。「CROSS MALL」を導入すれば、販売計画や売り上げの管理などの複雑な判断がいる業務は人が中心になって行い、受注などの正確性が求められ時間がかかる業務はシステムを中心に行うというように役割を分けることができる。このように、人とシステムのそれぞれの長所を活かした役割分担をすることは、業務負荷の軽減はもちろん、売り上げ拡大にもつながるのである。

 「後払い.com」は、未払い保証付きのコンビニ後払い決済サービスのことだ。請求業務から回収業務まで対応しているので、代金未払いによる損失の心配がなくなるのである。また、顧客側としても、請求書発行後14日間の期限内にコンビニ/郵便局/銀行で支払いができるため、都合のいい時に支払いを行えることや、クレジットカードの情報漏洩の心配がないというメリットがある。

 後払いサービスを導入することは、店舗の信頼度を上げることにもつながり、売上平均が25%も向上するという。このように、業界最安値水準の手数料に加え、未払金の保証、請求・回収の代行、支払金の先払いシステムなどが支持を受け、「後払い.com」は15000店舗以上で利用されているそうだ。

「CROSS MALL」と「後払い.com」連携のメリットとは?

 今回の連携により、「CROSS MALL」と「後払い.com」間で、顧客の注文情報・配送伝票番号の転送、与信結果の取り込みが可能になる。通常は「後払い.com」で直接行う必要がある注文情報・配送伝票番号の登録、与信結果の確認、受注処理などの作業を、「CROSS MALL」からも行えるようになるのだ。ゆえに、EC事業者は、「CROSS MALL」で効率的に複数のネットショップを管理しながら、「後払い.com」をスムーズに利用できるようになり、業務効率や売り上げのさらなる向上が見込めるのである。

 EC事業を運営していく上では、EC支援企業のサポートは必要になってくるものだろう。そして、今回の「CROSS MALL」と「後払い.com」による連携のように、EC支援企業はECをサポートする方策を着々と構築しているのである。EC事業者は、これを機に管理システムや決済サービスを見直し、今回さらに効率化した「CROSS MALL」と「後払い.com」を併せて導入してみてはいかがだろうか。


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