バックヤード業務全体の一元管理クラウド ネットショップ管理から提供開始へ

ECのミカタ編集部

株式会社アイル(本社:大阪市北区・東京都港区、代表取締役社長:岩本哲夫)は、ボーダレスなバックヤード業務管理を実現するクラウドサービス「BACKYARD™」を2023年11月に提供開始する。

業態を超えたボーダレスなバックヤード業務を実現

「BACKYARD™」はEC、小売、卸などの業態を超えたボーダレスなバックヤード業務一元管理を実現するクラウドサービス。企業やショップの基幹システムとなり、業務管理から接客支援まで日々運用を行っているバックヤードの業務管理を支援するという。

「BACKYARD™」の業務管理機能は、2023年11月からEC業態であるネットショップ管理からの提供となる。連携管理では、ネットショップのモール・カートの連携追加、物流倉庫サービスやWMSとの連携追加を始め、POS、メール共有サービス、SNS、決済サービスとの連携を順次行っていき、業態のボーダレスだけではなく、業界サービスとのボーダレスも進めていく方針だ。

「BACKYARD™」の機能

「BACKYARD™」のサービスは「CROSS / 連携管理」「ORDER / 注文管理」「ITEM / 商品管理」「STOCK / 在庫管理」「COMMUNICATION / 接客支援」5つの管理機能で構成される。主な機能は下記の通りだ。

■CROSS/連携管理
ネットショップや受発注サイトを構築しているモール・カートと注文データ、売上データ、商品データ、在庫データの連携が可能。
・物流倉庫サービス連携
・送り状発行システム連携

■ORDER/注文管理
CROSS機能で連携しているネットショップ(モール・カート)の受注データを自動で取り込み、電話やFAXからの注文も受注登録することで、受注売上データの一元管理が可能。
・受注ステータス機能
・自動処理機能
・自動タスク機能
・注文情報変更機能

■ITEM/商品管理
「BACKYARD™」に登録している商品情報(アイテム)、商品バリエーション情報(SKU情報)、セット品情報、商品ページ情報(商品画像/商品説明文)など、全ての販売チャネルに関する商品情報を一元管理。
・商品ステータス機能
・商品情報変更機能
・商品複製機能
・画像保管庫機能

■STOCK/在庫管理
商品バリエーション別(SKU別)に管理する実在庫数と、受注残数を引いた販売可能在庫数管理が可能。
・在庫自動連携機能
・セット商品機能
・在庫ロケーション管理
・入出庫/移動機能

■COMMUNICATION/接客支援
CROSS機能で連携しているネットショップ・受発注サイト(モール・カート)、電話やFAXなど、受注登録した注文者の一元管理が可能
・注文者管理
・履歴機能

バックヤード業務は受発注処理、入出荷作業、在庫管理などで多くの情報を扱うため管理システムを導入している企業は多いだろう。今回はバックヤード業務全体が一元化するサービスであったが、これを機に自社のバックヤードに関する体制を見直すきっかけにしてみてはいかがだろうか。


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