メルカリShopsがCROSS MALLとAPI連携を開始

ECのミカタ編集部

株式会社ソウゾウ(以下「ソウゾウ」または「同社」)は、同社が運営する「メルカリShops」について、株式会社アイル(以下「アイル」)の運営する「CROSS MALL」とAPI連携した上で「メルカリShops」の在庫管理や受注管理が可能となることを公表した。

連携で在庫管理や受注管理が可能に

ソウゾウは、同社が運営するEコマースプラットフォーム「メルカリShops」について、EC一元管理システムを提供するアイルが運営する「CROSS MALL(クロスモール)」とAPI連携した上で「メルカリShops」の在庫管理や受注管理を可能にすることを公表した。同社は、今回のAPI連携によって、「CROSS MALL」を利用している約2000社が新たに「メルカリShops」を運営できるようになるとしている。

CROSS MALLは、複数ネットショップの商品・在庫・受注・発注・仕入の一元管理が可能なクラウドサービスであり、顧客事業者ごとのバックヤード運用に合わせたサポートを実施。バックヤードが主役のイベント「BACKYARD FES.」やバックヤードを表彰する「BACKYARD AWARD」、バックヤード特化型メディア「B.Y」など、ネットショップを陰で支えるバックヤードを支援する活動も展開している。

4月中に先行公開、5月に全面公開予定

ソウゾウは、手軽にネットショップを開設できる「メルカリShops」を2021年10月より提供開始し、「Eコマースは新しくなれる。メルカリShopsで全ての人とモノに新たな価値を。」をプロダクトビジョンに、EC化支援事業を推進してきた。

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、オンラインで買い物ができるEC市場に注目した事業者が増えたことから、BtoC EC市場におけるEC化率は6.76%(2019年)から8.78%(2021年)に伸長するなど、事業者のネットショップ開設率は増加している。

一方で、従来から自社や他のECサイトでオンライン販売を行っている事業者においては、受注管理等を効率化するシステムを利用している場合が多く、「メルカリShops」でもそのようなシステムとの連携ができないか、多くの顧客事業者より要望が寄せられていたとのことだ。

今回、新たにAPI連携をすることで、EC一元管理システムを通した「メルカリShops」の商品在庫管理や受注管理が可能になり、すでにECサイトを運営している事業者が、より「メルカリShops」へ参入しやすくなるとしている。なお、連携については2023年4月より一部ショップにて先行利用を開始し、5月以降順次全ての顧客事業者への公開を予定しているとのことで、これからの展開に注目と言えそうだ。

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