「minne」の利用率8割超、さらなる新しい動きとは【ADDIX調べ】

ECのミカタ編集部

 今、女性の間で流行している「ハンドメイドマーケット」。特にアプリ経由での利用が特徴的で、中でも人気が高いのがGMOぺパボ株式会社が運営する「minne」だ。2016年8月末時点で、アプリダウンロード数は629万を突破している。

 今回は、minneのようなハンドメイドマーケットアプリと女性の関わり方について、株式会社ADDIXが実施した「ハンドメイドマーケットアプリについての意識調査」を基に考えていく。

10代20代の4割がハンドメイドマーケットを利用

10代20代の4割がハンドメイドマーケットを利用出典元記事: BWRITE「ハンドメイドマーケットアプリについての意識調査」(http://bwrite.biz/archives/13263

 まず、ネットを利用してハンドメイド商品を購入したことがある人は約3割であり、3人に1人が購入経験があることが判明した。続いて、minneなどのハンドメイドマーケットの利用について、約4人に1人が「アプリ」もしくは「PC」でハンドメイドマーケットを利用している結果となった。

 年代別では、18~29歳では4割がハンドメイドマーケットを利用していた。また、「アプリ」での利用は、40代以上が10%前後に対し、18~29歳では36.7%となった。さらに、「PC」での利用は3.3%であり、18~29歳ではほとんどがスマホアプリでハンドメイドマーケットを利用しているそうだ。なお、30代と40代以上は「アプリ」と「PC」をほぼ同じくらいの割合で利用している。この年代は、スマホよりもPCをメインに使っていることが考えられる。

 ハンドメイドマーケットアプリの種類は、「minne」を利用している人が8割を超え、次いで「Creema」を3割超の人が利用している。購入商品では、8割以上が「アクセサリー」を買っており、次いで「小物類」が4割超となった。特に、minneでは、アクセサリーが多く購入されているようだ。

ハンドメイドマーケットアプリの不満は「特になし」!

ハンドメイドマーケットアプリの不満は「特になし」!出典元記事: BWRITE「ハンドメイドマーケットアプリについての意識調査」(http://bwrite.biz/archives/13263

 ハンドメイドマーケットアプリには「購入」と「出品」の大きく分けて2つの使い方があるが、6割超が「購入のみ」と回答した。なお、出品と購入を両方利用している人は25%程度であり、「出品のみ」は1割弱であった。

 さらに、ハンドメイドマーケットアプリの気に入っている点に関しては、「好みの商品がある」が最も多く挙がった。次いで「一点物が買える」、「安く買える」が続いた。この結果から、ハンドメイドマーケットアプリは、多くの女性が持っている「自分だけのお気に入りを、手頃な価格で手に入れたい」という願いを叶えてくれる存在になっていることが分かる。

 一方、不満に思うことで最も多く挙がった回答が「特になし」であった。次いで「検索が難しい」、「写真と実物の違いがある」、「信用できない/マナーが悪い相手もいる」と続いた。総じて利用者の満足度は、とても高い結果となった。

出典元記事: BWRITE「ハンドメイドマーケットアプリについての意識調査」(http://bwrite.biz/archives/13263

minneの新たな支払方法「Apple Pay」

 今回の調査でも人気だった「minne」は、10月から国内でサービスを開始するApple Payに対応することとなった。Apple Payとは、iPhone 7、iPhone 7 Plusなどのデバイスで簡単に、そして安全にアプリケーションやウェブサイトでの買い物の際に利用することが可能な新しい支払い方法である。Apple Payは安全性と個人情報の保護について高いレベルの配慮がされており、利用者はより安心して買い物をすることができるだろう。

 Apple Payの設定も簡単で、主要なクレジットカード、プリペイドカードを追加するだけで利用することができ、クレジットカードのポイントプログラムは引き続き対象となる。さらに、Apple Payの特徴として、新しく発売されるiPhone 7、iPhone 7 Plusでは、Touch IDに指を触れるだけで簡単に支払いが完了する。配送先や連絡先、クレジットカード番号などを買い物の度に入力する必要がないため、外出先でも簡単に買い物を済ませることができるのだ。

 その他、アプリケーション・オンラインショッピングでのApple Payの利用は、iPhone 6以降のiPhone、iPad Pro、iPad Air 2、iPad mini 3以降のiPadが対応する。また、2012年以降のmacOS SierraがインストールされたMacでもSafariでの支払いにApple Payを利用することができる。

 「Apple Pay」の対応により、minneはより便利な買い物環境を実現し、利用者もさらに拡大していくだろう。アプリ経由での購入もさらに増えていくことが考えられる。また、他のハンドメイドマーケットアプリも、この動きを追う可能性も高い。

 ハンドメイドマーケットは、従来のBtoCのEC市場とも、ここ数年急成長しているCtoCの市場とも違った市場となっている。今後、その市場がどのように変化していくのか、今後の動きを追っていきたい。


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