BASEアプリ新機能装備。アプリのメリットをおさらい

ECのミカタ編集部

 「お母さんも使える」をコンセプトに誰でも簡単にECサイトを開設できるサービス「BASE(ベイス)」を運営するBASE株式会社(以下、BASE)は、「BASE」に登録する20万店舗の商品が購入できる「BASE」ショッピングアプリにおいて、店舗をフォローするファン(潜在・顕在顧客)に、プッシュ通知が送信できる「モール管理機能」を2016年9月12日より提供開始した。

顧客とより近く。BASE「モール管理機能」追加

 アプリの重要性は年々高まっており、大手ショッピングモールやECサイトも自社アプリを提供し始めたことで、顧客がECを利用するための入り口が広がっている。

 BASEにおいては、それまでの簡単にECサイトを開設できるという魅力はそのままで、簡単に商品が売れる仕組みの構築も強化しており、この観点から、各店舗の顧客がスムーズに商品を購入できるスマートフォンアプリのショッピングモールを展開している。

 今回「BASE」ショッピングアプリにおいて、新たに「モール管理機能」が加わった。この機能では、購入者の行動を数値化しているため、EC事業者は集客・販促をはじめとした店舗活性化に有益な情報を閲覧することが可能となり、そしてそうした情報をもとに顧客へ適切なプッシュ通知を送信することができる。

 将来的には、セグメント別にプッシュ通知が送信できるようにするなど、マーケティングツールとしての機能性も充実させていく。

 自社アプリを持つメリットには、どういったことが考えられるだろうか。

おさらい!アプリのメリットとは

 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ「メディア定点調査2016」によると、2016年のスマートフォン所有率はおよそ7割と、国民の多くがスマートフォンを所持していることがわかる。

 こうした状況下で、ECサイトにとってアプリは相性が良いツールといえるだろう。というのも、アプリはショッピングプラットフォームとしての役割を持つだけではなく、ECサイトへと誘導するマーケティングツールとしての役割も果たすため、売上への貢献を大いに期待できる。

 そしてアプリ特有のプッシュ通知は、ECサイトがそれまで顧客への情報発信として使っていたメールマガジンよりも、リアルタイムに情報発信を行うことができ開封率も良いため、眠っていた潜在顧客に対しても効果的なアクションが行えるはずだ。

 ただ、自社アプリを持つためには、開発にかかる時間やコストがどうしても膨大になるため、中小企業にとってはなかなか手が出しづらかった。そこで、最近ではファストメディア株式会社が提供する「Yappli」のように、リーズナブルにアプリを開発することができる仕組みも活躍している。

 時代の流れに取り残されることなく、顧客とより近い距離でのECを実現させるためには、今、アプリに注目すべきなのかもしれない。

メルマガ会員


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事