Instagram広告は嫌われない?年代で違う意識と行動【BWRITE調べ】

ECのミカタ編集部

 Instagramの利用者が増加するに連れ、Instagram広告も増加している。そのInstagram広告について、ユーザーはどのように感じているのだろうか。株式会社ADDIXが運営する「BWRITE」が実施した「Instagram広告についての意識調査2016」の結果レポートを基に探っていく。

年代別の「Instagram広告」クリック率

年代別の「Instagram広告」クリック率出典:情報サイト「BWRITE(ブライト)」(http://bwrite.biz/

 調査結果によると、Instagram広告について「タイムラインに馴染んでいれば気にならない」という回答がどの年代も最も多かった。また、「タイムラインに馴染んでいれば気にならない」「どういう投稿でも全く気にならない」「あまり気にならない」を合わせると、8割超の女性がInstagram広告は気にならないと回答する結果となった。

出典:情報サイト「BWRITE(ブライト)」(http://bwrite.biz/

 18~29歳の女性は、Instagram広告に対して「リンクをクリックした」「その企業のアカウントをフォローしたいと思った」「『いいね』を押した」など、積極的な行動を行っていることが判明した。30代は、「『いいね』を押した」と回答した人の割合が最も多かった。一方、40代は、広告に対して何も行動しない人の割合が半数を超えている。ただし、「『いいね』を押した」「リンクをクリックした」はそれぞれ10%を超えており、気になる広告には反応するということも分かる。

目立ちすぎず、シンプルな広告が読まれやすい

目立ちすぎず、シンプルな広告が読まれやすい出典:情報サイト「BWRITE(ブライト)」(http://bwrite.biz/

 印象が良かった広告のジャンルに関して、1位が「コスメ」、2位が「ファッション」、3位が「フード・ドリンク」という結果になった。なお、寄せられたコメントは以下の通りだ。

【自由回答コメント抜粋:コスメ】
・企業名/ブランド名
 イブサンローラン
・広告の内容
 化粧品
・興味を持った理由
 動画がお洒落(18?29歳/パート・アルバイト)

・企業名/ブランド名 
 資生堂
・広告の内容
 新製品
・興味を持った理由
 コスメを買いたいと思っていたので(30代/フルタイム勤務)

【自由回答コメント抜粋:ファッション】
・企業名/ブランド名
 mayla classic
・広告の内容
 靴
・興味を持った理由
 おしゃれなキャッチコピーとともに写真の靴がとてもかわいかった。(18~29歳/パート・アルバイト)

・企業名/ブランド名
 GU
・広告の内容
 クーポンが取得できる旨の広告
・興味を持った理由
 ちょうど買い物したかったから(40代以上/専業主婦)

【自由回答コメント抜粋:フード・ドリンク系】
・企業名/ブランド名
 記憶に無い
・広告の内容
 カフェ
・興味を持った理由
 美味しそうだったので(18~29歳/フルタイム勤務)

・企業名/ブランド名
 DELISH KITCHEN
・広告の内容
 バームクーヘンの作り方
・興味を持った理由
 ちょうど、キャンプでバームクーヘンを作ろうと思っていたから(40代以上/専業主婦)

出典:情報サイト「BWRITE(ブライト)」(http://bwrite.biz/

 Instagram広告をECの商品宣伝に利用することは売上向上の戦略として検討に値する。今回の調査結果によると、あまり目立ちすぎず、シンプルな広告でタイムラインに馴染んでいるとユーザーにストレスを与えることは少ない。さらに、若い世代は気になる広告はクリックする可能性が高いため、若い世代向けの商品は特にInstagram広告に向いているだろう。


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