アパレルECの商品画像「価格印象に影響する」消費者の約7割 セントラルオフィス調査
株式会社セントラルオフィスは2026年4月13日、「商品画像と購買行動に関する意識調査」の結果を発表した。
調査概要
◆調査名:商品画像と購買行動に関する意識調査
◆調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス「Lancers」を利用したタスク形式アンケート)
◆調査期間:2026年3月25日
◆調査対象:ECサイトでアパレル商品を購入した経験のある方
◆有効回答数:300名(男性:145名/女性:152名/その他・回答しない:3名)
◆年齢構成:20代:8%/30代:26%/40代:34%/50代以上:32%
◆調査企画:株式会社セントラルオフィス
◆出典:商品画像と購買行動に関する意識調査(株式会社セントラルオフィス)
約7割が「商品画像の質が価格印象に影響する」と回答
「商品画像の質によって、商品の価格に対する印象は変わると思いますか?」という質問に対し、「大きく影響する」(16%)と「やや影響する」(53%)という結果に。併せると約70%の消費者が「影響する」と回答している。
この結果についてセントラルオフィスは「商品画像が『商品を見せる手段』を超えて、消費者の価格判断そのものに作用していることを示しています。同じ価格帯の商品でも、画像の質次第で『高級そう』にも『安っぽい』にも見えるという感覚が、70%の消費者に共有されているということです」とコメントしている。

「全体のシルエット」と「全身正面」が求められる
「商品画像で最も注目するポイントは?」という質問に対しては、「全体のシルエット」が49%で最も高い割合となった。

さらに、求める画像の種類について複数回答でたずねたところ、「全身正面」が90%で最多に。次いで「全身背面」が47%、「トップスのアップ」と「素材のアップ」がともに46%で続いた。
これらの結果からアパレルECにおける「質の高い画像」とは、画素数の高さや凝った演出などではなく、「全身のシルエットが正確に伝わる画像が、複数のアングルでそろっていること」であることが読み取れる。

画像運用は「全体の仕組み化」が不可欠
本調査結果についてセントラルオフィスは、アパレルEC事業者にとって以下の3つの重要な示唆を含んでいると指摘する。
◆商品画像は「商品情報」ではなく「ブランド資産」として扱うべき
◆画像の「質」とは画素数やスタジオ撮影ではなく、「統一感と全体像の伝達力」
◆画像運用は「個別の改善」ではなく「全体の仕組み化」が不可欠
アパレルECにおいて、これまで商品画像は「商品を伝えるための手段」として捉えられてきた。しかし、価格競争の激化とブランドの差別化が難しくなる中、商品画像が果たす役割は大きく変化しつつある。
同じ商品でも、画像の見せ方ひとつで見え方が変わると実感しているEC事業者は少なくない。本調査結果を参考に、商品画像の「質」に対するアプローチを検討したい。


