【ランキング】中国・台湾・香港で人気が高い日本商品

ECのミカタ編集部

 近頃、訪日外国人による「爆買い」の話題が減り、“モノ”よりも“コト”に関心が移りつつあるようだ。そういった動きを反映して、株式会社Paykeが運営する「Payke」では、訪日外国人が興味を持つ商品データを発表した。

バーコードで商品情報を多言語化、訪日外国人の閲覧が楽に

バーコードで商品情報を多言語化、訪日外国人の閲覧が楽に

 「Payke」とは、訪日外国人が日本の商品を手に取った時に商品に付随しているバーコードを通して商品情報を多言語で閲覧できるアプリである。「東洋経済すごいベンチャー100」に掲載されるなどの実績を持ち、行政や大手化粧品会社とのタイアップ、ソフトバンクロボティクス社Pepperにも導入されている。その特徴は以下の通りだ。

【Paykeの特徴】
・商品の「魅力」や「成分」を多言語化
・商品に付随している「バーコード」で対応可能
・ユーザー情報(性別・年代・出身も判別)の位置データとその追跡が可能 
 ※有料
・「手に取った瞬間」に商品情報を知ることができる、高い広告効果を実現
・「無料プラン」で気軽にスタート

訪日外国人が手に取る商品とは?

 Paykeが昨月10月にスキャンしたデータからレジを通す前に訪日外国人が興味を持った商品のランキングは以下の通り。(男女比=1:3)

【中国】
1位 カネボウ ケイト デザイニングアイブロウN(パウダーアイブロウ)
2位 龍角散ののどすっきり飴
3位 ファンケル マイルドクレンジングオイル 120mL

【台湾】
1位 ライオン ペアアクネクリーム
2位 エスエス製薬 イブA錠(EVE)
3位 ライオン トップ スーパー ナノックス(NANOX)

【香港】
1位 DHC 薬用リップクリーム(1.5g)
2位 資生堂 専科 パーフェクト ホワイトクレイ
3位 ライオン 足すっきりシート 休足時間(18枚入 3コセット)

 2016年11月に日本政府観光局(JNTO)の発表によると、9月末時点での訪日外国人観光客数は1,797万人となっており、前年比24.1%増を記録し、今後もインバウンド市場は拡大していくことが予測される。また、11月11日の独身の日の越境EC部門で日本が1位となり、ECにおいても日本への注目度が高まっている。

 今後も訪日外国人やECで日本の商品を購入する外国人が増加することに備えて、「Payke」のような多言語化サービスなどを導入すると、心地良い買い物環境を整えることができ、顧客満足度の向上につながるだろう。また、訪日外国人が興味を持つ商品を一通り把握し、それに基づいた商品を販売すると売れる可能性が高まるのではないだろうか。


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