「ご褒美チョコ」の予算が「本命チョコ」を上回る?【渋谷マークシティ・ビデオリサーチ調べ】

ECのミカタ編集部

2月14日は「バレンタインデー」。多くの人々は、この日をどう認識しているのだろうか。株式会社渋谷マークシティ(以下、渋谷マークシティ)と株式会社ビデオリサーチ(以下、ビデオリサーチ)が実施した「バレンタインデー」に関する調査を基に女性の心を探る。

バレンタインの贈り物は「チョコ」が9割に

 渋谷マークシティの調査結果によると、9割が今年のバレンタインにチョコレートやプレゼントをあげる予定があった。さらに、バレンタインを好きか嫌いかを問う質問に、「好き」と回答する人が45%。その理由は、「イベント事がある方が楽しいから」「普段口にできないことも、バレンタインを通じて伝えられると思う」というポジティブな意見が目立った。一方、「あげなきゃいけない」や「用意が大変」という理由から、「どちらとも言えない」(55%)が最も多かった。

 バレンタインを渡す相手について、第1位は「彼氏」や「パートナー」、第2位が「仕事関係の男性」、第3位が「女友達」となった。また、渡す相手の平均人数は5.2人であり、最多人数が16人であった。

 贈り物では、「食べ物」が94%となり、その中でチョコレートをあげる人は90%であった。チョコレート以外の食べ物としては「クッキー」や「ケーキ」、食べ物以外では「ネクタイ」や「小物」などが挙がった。

 チョコレート1個あたりの予算は「500円~999円」が最も多く、次いで「2,000円~2,499円」と「2,500円~2,999円」はほぼ同数であった。購入場所については「デパート」が人気で、2番目に「チョコレート専門店」が続いた。

1月下旬に「チョコ購入系」の検索が増える

 ビデオリサーチの調査結果によると、贈る相手の4位に「自分」(ご褒美チョコ)がランクインしていた。ご褒美チョコの予算は平均約1,840円と、「本命」(平均約1,670円)を上回る結果となった。

 さらに、「バレンタイン」関連で検索されたワードでは、大きく分けて「チョコ購入系」「手作り系」「チョコ以外系」の3パターンに分類することができた。特に「チョコ購入系」を検索した人達で1月下旬のスコアが高めとなっており、早めに準備を始めている人がいることが分かる。人気商品は完売することもあるため、それを見越しての行動と言えるだろう。

 例年、「バレンタインデー」に関する意識が高い女性が多いが、贈る相手に変化が見られる。例えば、“ご褒美チョコ”。バレンタインデーは、女性から男性にチョコを渡すということが一般的であったが、近頃では、頑張っている自分にチョコを買うという“ご褒美チョコ”が流行している。特に、ビデオリサーチの調査では、ご褒美チョコの予算が「本命」よりも高い結果となった。

 また、渋谷マークシティの調査を見ると、購入場所に「デパート」や「チョコ専門店」を選ぶ人が多いものの、チョコを販売するECでは、流行を踏まえ、カテゴリー別に“ご褒美チョコ”を入れたり、面白い特集を組んだりと工夫をしている。特に、Amazonと楽天市場、Yahoo!ショッピングは毎年「バレンタイン特集」を開設しており、毎年ユーザーがより楽しめるものとなっている。店舗においては、季節性を意識することがいかに重要であるかと、自分用か他人用か等、そこに向けた演出は、どうあるべきかを、このデータから学びたい。

Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピングの「バレンタイン特集2017」はこちら
https://goo.gl/8zcRlB

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