イー・ガーディアン株式会社（東京都港区、以下「イー・ガーディアン」）の子会社であるEGセキュアソリューションズ株式会社、以下「EGセキュアソリューションズ」）は昨日、ウェブサイトの制作・開発を行う企業を対象に、セキュリティ支援プロジェクトを始動した。また、同時に本プロジェクトに参加するパートナー企業も募集するという。

　現在、ウェブサイトの脆弱性を狙ったサイバー攻撃が相次いでおり、個人情報流出などの被害が後を絶たず、企業側の対策が急務となっている。しかし、企業のセキュリティに対する関心は高まっているものの、2万人にも上るセキュリティ技術者の人材不足が課題となり、対応が遅れていると言われている。

　セキュリティ人材不足の解消に向け、多くの企業が人材育成を目的にしたプログラムを実施しているものの、そのほとんどが企業の情報システム部を対象にしている。しかし、ウェブサイトにおけるセキュリティホールは、そもそもウェブサイトの制作や開発を行う企業がサイトを制作する段階で検査・発見・修正する必要があり、初期段階での見落としが、その後大きな被害に発展する危険性を孕んでいるという。

セキュリティ支援プロジェクトを始動！同時にパートナー企業も募集

　このような状況を受け、EGセキュアソリューションズは、ウェブサイトの制作や開発を行う企業を対象に、セキュリティ支援プロジェクトを始動する運びとなった。

　同社がサイト制作の段階からセキュリティコンサルタントとして参加し、サイト制作・開発会社の技術向上、あわせてエンドユーザーがセキュリティへ理解を深めるための安全なサイト提供に向けた支援を行い、根本的な課題解決に取り組むことでセキュリティ格差の解消を目指す。

　また、本プロジェクトに参加し、「セキュリティ」を自社の強みとすることを目指すパートナー企業を募集し、より多くの企業のセキュリティ強化を支援していくとした。

「まさかウチが…」のその前に。プロによるセキュリティの導入を

　セキュリティ関係の整備はECサイトにおいて避けては通れない問題だ。個人情報流出ともなれば、一気に店舗運営の危機に立たされる。「まさかウチが…」という事態に陥る前に、しっかりと対策を練っておくべきだろう。安心・安全のECサイトであるために、できる限りの対策を施しておくことはユーザーに対しての最低限のマナーだとも思う。セキュリティ関連に気になる点がある店舗の方は一度プロに相談してみることを強くオススメしておく。