【やってみた】LINEが昨日発表「LINEデリマ」でピザを注文してみた!

ECのミカタ編集部

 昨日、発表されたLINE株式会社(以下、LINE社)による、「LINEデリマ」。この「LINEデリマ」は出前館が提携する店舗のフードメニューをLINEアプリ上から手軽に検索、注文できるデリバリーサービスだ。提携店舗数はなんと全国14,000店舗にものぼる。

 そこで、ECのミカタ編集部は早速「LINEデリマ」を使ってみることにした。数ある店舗の中でも、大人数で食べることを考え、今回はピザハットでピザを注文することにした。

 以前、UberEATSを使ってマクドナルドの商品を頼んでみたが、UberEATSとの使い勝手の違いはどうなのだろうか。

 LINE内の検索からも「LINEデリマ」にアクセスできるのだが、今回はLINEショッピングからリリースの案内が来ていたのでこちらからアクセス。すると、エリアを入力する画面が表示され、住所を途中まで入力すると”30分以内に届くお店”が表示される。

 その中からピザハットを選択し、スクロールしてみると生地を選択することができるようで、決めなければならないことが明確に見えるので、店舗で注文したり電話で注文するよりも非常に簡単だ。そしてそのままカートへ商品を入れていく。

 その後、住所とユーザー登録と済ませると配送時間の指定や支払い方法の選択を求められる。入力後、確認画面へ進むと注文情報が表示され、”注文する”ボタンをクリックして注文は完了となる。

 注文完了後はLINEにメッセージが届くようになっており、こちらの住所や配達時間なども書かれており、配達を待つ心にも余裕ができる。

 そして待ちに待ったピザが届いたのは20時30分頃。20時10分に注文を確定しいて、約20分で届いたので、感覚的にも普通にデリバリーしたのと変わらない。そして、もちろん配達しているのはビザハットの店員さんだ。

 電話での質問を繰り返していくスタイルではなく、すでに決めなかればならないものが表示されている分、手間もストレスもなく注文ができるのが非常に便利だな、という使用感であった。

ECのミカタが主催する、EC事業者様限定の交流会「ECsalon」内で注文。
ピザが到着すると会場がどっと沸きました!

普通のデリバリーとスピードは一緒。ポイントはどこに?

 商品が届くスピードは通常のデリバリーと変わらずなのだが、では「LINEデリマ」である意味とはどういったところにあるのだろうか。それは、LINEが単なるSNSではなく、今やプラットフォームとして機能していることにある。

 そもそも、オンライン上からデリバリー注文ができる店舗は多く、ピザハットもそのうちの1つだ。オンラインであれば、例えば仕事帰りの電車の中で注文することも、パティーの途中に友人とあれこれ話しながら注文することもできる。

 ただ、それにはそれぞれのサイトの会員にならねばならず、そこを解決しているのが夢の街創造委員会株式会社(以下、夢の街創造委員会)が提供している「出前館」というサービスだ。

 この出前館も、1度住所を登録することで様々な店舗へオンライン注文をすることができるのだが、LINEとの提携によって、消費者との接点がさらに多くなる。これこそが「LINEデリマ」の持つ最大のポイントだ。

買い方に配送方法、目まぐるしい変化の先に

 デリバリーといえば、最近であればUberJapan株式会社(以下、UberJapan)の「UberEATS」が話題だが、一般の方に商品を任せるのは少し不安だなという声もあるかもしれない。
 
 そういうことであれば”いつも使っているLINE”で、なおかつ”お店の人が配達してくれる「LINEデリマ」”で注文してみようと考える人も少なくないだろう。

 SNSから始まったLINEも多くのサービスを提供することによって、すでに一種のインフラとして人々の生活に浸透してきている。続々とサービスをリリースしているLINEだが、今後もきっとLINEがミッションに掲げている「人と情報・サービスとの距離を縮める」サービスが生まれるに違いない。


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