トランスコスモス、山田孝之氏と共に新会社設立で動画コマースに新風を!

石郷“145”マナブ

 トランスコスモス株式会社は、新会社ミーアンドスターズ株式会社を設立し、ECプラットフォーム「me&stars」を運営すると発表した。このプラットフォームの設立にあたっては、動画コマースをベースにして考えており、同社が説明するように、タオバオが開始した動画コマースは、中国では多くの人気を集めていることでもわかる通り、日本でも拡大する可能性があるとしている。

 特徴としては、動画とライブ配信と買い物が連動し、出演者と消費者がコミュニケーションをとりながら、買い物を楽しめる、というものになっており、今までのショッピング体験とは少し異なる。

「me&stars」は動画コマースで何をしようというのか?

 さらに、ミーアンドスターズ株式会社では、取締役CIOに山田孝之さんが就任し、山田さんならでは独創的なアイデアを、自らもインフルエンサーとしての立場を理解しながら、持ち込み、コンテンツの質を上げていくということだ。ディレクターやプロデューサではなく取締役ということもあり、経営的視点も、彼自身学びながら、型にとらわれない会社の成長を後押ししていくとした。

 同社が提供する「me&stars」というのは、まさに、スマートフォンのアプリであり、インフルエンサーがライブ動画を配信するためのプラットフォームで、ライブ動画の配信で、インフルエンサーが販売するのは、例えば、そのインフルエンサーが着用する洋服であったり、あるいはそのインフルエンサーとの体験だったりと幅が広く、そこは幅が広い。

動画コマースの未来はいかに?

 同社はここで配信するものを敢えて「プレミアムコンテンツ」と呼んでいて、オークションなど様々な形式で、参加、入札、購入、応援などがあるとしている。「me&stars」の企画第一弾は、今年冬ごろを予定しており、順次多彩なスター、インフルエンサーとのタイアップによって、様々なプレミアムコンテンツを提供していくという。

 いずれにせよ、多くのインフルエンサーが自分を表現し、何かを販売する土壌をこの取り組みを持って推し進めていきたいようだ。動画コマースの発展は、少なからず、ECにもその影響を及ぼすものとしており、ECと結びついて、どんな新たなカルチャーが飛び出すのか、大いなる期待を持ってみてみたいところだ。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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