東大発ベンチャーFlatt、ライブコマースアプリ「PinQul」の提供開始!

株式会社Flatt（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：井手康貴）はライブ配信を通した新たな購入体験を提供するライブコマースアプリ「PinQul（ピンクル）」の提供を2017年10月5日より開始する。

「PinQul」とは

「PinQul」とは人気モデルやインフルエンサーがアプリ内ライブ配信を行い、視聴者とコミュニケーションをとりながら商品のレビューを行うアプリだ。従来のインフルエンサーマーケティングとは違い、モデルやインフルエンサー自らデザインしたアイテムや、自身でセレクトした商品、自身が実際に所有しているアイテムをフリマ形式で紹介する。

ライブ放送なので、衣服等は実際に着てみてサイズ感を伝えたり、その場で視聴者が気になった質感、生地の素材といった細かい疑問に対してもすぐに応えられるという点が魅力的なポイントだろう。

ライブコマース市場の背景

アパレル店員やモデルなどのインフルエンサーによるライブコマースは 「淘宝直播」や「蘑菇街」に代表されるように中国では大きな市場となっている。日本国内でも「メルカリ」に代表されるようにフリマアプリは徐々に定着しつつある。

さらに「PinQul」は事業者と提携することで、独自の強みを発揮できる販売経路を創出することができる。

「PinQul」がもたらす影響

「PinQul」はインフルエンサーがレビューを行うということもあり、顔が見えないという不安もなく、より手が出しやすいのではないだろうか。

既に「merry jenny」「EMODA」「dazzlin」などを展開するMARK STYLER株式会社傘下のブランドの取り扱いが決定している。「PinQul」のターゲット層である１０代～20代の若い女性は流行に敏感でSNSにも精通しているということもあり、瞬く間に広まっていく可能性も大いにあるだろう。

従来のECに比べて店舗で購入する感覚に近い体験ができるので、ECの可能性をさらに大きなものにしてくれるのではないだろうか。