『SMASELL』のウィファブリック社が1億円の資金調達を実施

ECのミカタ編集部

『SMASELL』のウィファブリック社が1億円の資金調達を実施

繊維・ファッション業界のフリマサイト「SMASELL(スマセル)」を運営する株式会社ウィファブリック/WEFABRIK Inc.(以下「ウィファブリック」)は、第三者割当増資を実施したことを公表した。

1億円の第三者割当増資を実施

企業間で在庫を売買できる繊維・ファッション業界のフリマサイト「SMASELL(スマセル)」を運営するウィファブリック(本社:大阪府大阪市)は、2018年1月19日を振込期日とし、CROOZ VENTURES株式会社、株式会社セプテーニ・ホールディングス、KLab Venture Partners株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、池田泉州キャピタル株式会社を引受先とする1億円の第三者割当増資を実施した。

◆今回の資金調達先一覧(※五十音順)

・CROOZ VENTURES株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小渕 宏二)

・KLab Venture Partners株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:長野 泰和)

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石橋 達史)

・池田泉州キャピタル株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:石飛光俊)

・株式会社セプテーニ・ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役:佐藤 光紀)

「デッドストック」から「資源」「ビジネス」への転換

「デッドストック」から「資源」「ビジネス」への転換

ウィファブリック社は、大阪に拠点を置き、繊維・ファッション業界のフリマサイト「SMASELL(スマセル)」事業、ライフスタイルブランドRDF事業、ブランディングコンサルティング事業を展開している企業だ。

同社が運営する「SMASELL(スマセル)」は、さまざまな企業、特に繊維やファッション関連の事業体が頭を抱える在庫「デッドストック」の問題にフォーカスしている。

そのデッドストックをただの廃棄対象とせず、むしろ資源とみなし、それを必要としている企業間で手軽に・早く・効率よく売買するためのプラットフォームとなっている。そのプラットフォームを通し、「処分したい企業」と「必要とする企業」の間で、在庫問題を速やかに解消し、廃棄のない循環型社会の実現を目指しているのだ。

同サービスには、大手アパレル企業・商社・百貨店・リサイクルショップまで幅広い業態の企業が登録し、リリースから6カ月で登録社数350社を超え、急速に拡大し続けており、今や繊維・ファッション業界に特化した国内最大規模のフリマサイトとなっている。

さらなる新事業展開を計画

さらなる新事業展開を計画

今回の第三者者割当増資を通して同社は、さらにインターネット広告事業を展開する株式会社セプテーニ・ホールディングスと業務での連携も検討しており、今後新しい事業展開を計画予定としている。

放っておけば廃棄される運命にある眠っている在庫。それを資源に転換し、収益化するという極めて斬新な着眼点を形にして循環型社会に寄与する「SMASELL(スマセル)」とそれを運営するウィファブリック社。今回の基盤強化を通してのさらなる飛躍に注目したい。

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