「LINE Pay」のコード支払いで新機能。企業・店舗とのコミュニケーションを創出

ECのミカタ編集部

LINE Pay株式会社(本社:東京都新宿区)は、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」上で展開する“スマホのおサイフサービス”「LINE Pay」において、「LINE Pay」のコードでの支払い時に、企業・店舗のLINEアカウントの友だち追加に同意すると、お得な情報を受け取れるようになる、決済とLINEアカウントを連動させた新機能を提供開始した。

現在、LINEグループでは、300社以上の大手企業のLINE公式アカウントと、30万件以上の店舗の認証済みLINE@アカウントを運営している。LINEの月間アクティブユーザー数は7,300万人(2017年12月時点)にものぼる。このプラットフォームを活かし、企業・店舗と顧客間の円滑なコミュニケーション方法を模索してきたLINEが新たな一手を打ち出した。

このたび、「LINE Pay」導入店舗・企業向けの新サービスとして、ユーザーが「LINE Pay」のコードを提示して支払いする際、企業・店舗のLINEアカウントの友だち追加に同意することで、商品・イベント情報やキャンペーン情報などを受け取れるようになる機能の提供が開始された。

本機能は、「LINE Pay」の決済機能とLINEのアカウント各種を連動させることによって実現された機能で、これによりユーザーは「LINE Pay」での支払いをきっかけに、その後企業・店舗から継続的に有益な情報を受け取れるようになり、企業・店舗は、決済から顧客接点創出、来店見込み顧客への販促までのすべてを「LINE」上で行うことが可能になる。

初の導入として、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」と店舗・企業むけLINEアカウント「LINE@」の両方を導入している『ジョーシングループ』の店舗においてサービスを開始すると発表している。

『ジョーシングループ』の対象店舗で「LINE Pay」のコード画面を提示して支払いをすると、決済完了画面上で、店舗のLINE@アカウントの友だち追加に関するチェックボックスが表示され、それに同意することで、店舗のアカウントから情報を受け取れるようになるという流れだ。

決済までの距離が短いコミュニケーションツール

SNSなどを通じてユーザーと企業はコミュニケーションが取りやすくなった。しかし「LINE Pay」という決済機能を利用したユーザーとの接点作りはこれまでのツールとは一線を画す。決済までの距離が近いことで、購入までの導線が非常に短い。これは店舗にとってもユーザーにとっても有益だろう。

この機能によってEメールよりも開封率の高いレコメンドメッセージを多くのユーザーに届けることが可能になるはずだ。リピーターになる確率も向上するだろう。どこまでこの新機能が浸透していくのか、しっかりと見守っていきたい。

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