チャンスをつかめ!Amazonのプライムデーでビジネスを拡張

ECのミカタ編集部

年に一度、Amazonがプライム会員を対象におこなうビッグセール「プライムデー」。実は、プライム会員を増やすだけでなく、多くの中小企業の事業を拡張させる場のひとつにもなっている。

「プライムデー」は、Amazonのプライム会員のために開催される、年に一度のビッグセールである。

今年の日本の「プライムデー2018」は7月16日(月・祝)の正午からスタートする。開催間近ということもあり、期待はどんどん高まっている。

生み出した雇用は170万件?!

Amazonは販売事業者のみならず、世界中のコミュニティに雇用を創出している。2011年以降、世界で1500憶米ドルを超える投資をしてきており、170万件以上もの雇用を生み出してきた。

2017年、買収の影響を加味せずに直接雇用したのは13万件以上にものぼり、世界の従業員数は56万人を超えたという。

ポイントは出店のしやすさ

なぜ、プライムデーは中小の販売事業者にとってビジネス拡大のチャンスとなりうるのか。

そもそもAmazonに出店することの利点は、企業規模の大きさにかかわらず、商品を展開できるところにある。店舗を構えるのも、販路を広げるのにも、顧客を呼び込むのにも、広告費人件費をあまりかけられないような中小販売事業者にとって、インターネットというフィールドはそれらの問題をすべて解決できる場。
 
プライムデーは世界中が注目するビッグイベントということもあり、普段ネットで出店しているときよりさらに多くの顧客に注目されるチャンスとなる。実際、2017年のプライムデーにプライム会員が中小の販売事業者から注文した商品数は4000万点以上にものぼり、中小事業者にとって過去最高ともいえる売り上げを叩き出した。

日本の事業者も期待

日本の事業者も期待

2017年のプライムデーには日本の地方の中小企業も多く出店しており、その効果に驚きを隠せないでいる。

マケプレプライムを活用して販売された商品の中で、世界で最も売れたといわれるウナギを販売していたのは、「うなぎ屋かわすい」を運営する川口水産株式会社。この実績をきっかけに、より迅速においしいウナギを消費者に届けることにも注力し、2018年も事業の拡大に燃えている。

天然水で洗い上げることにこだわりをもつ、泉州タオルで有名なタオル直販店 ヒオリエは、Amazonの提供する配送サービス、フルフィルメントby Amazon(FBA)を活用。プライムデーには爆発的な数の注文を受けたが、FBAのおかげで安定して稼働できたという。

株式会社ピー・ビー・アイの運営するDitaは、2018年初めてプライムデーに出品する。オリジナルの浴衣セットということで、海外のニーズも期待できる。

現状維持に満足できない中小企業、販路を広げたいEC事業者は、今後プライムデーの活用がカギになってくるに違いない。

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