月額制動画配信サービスの利用率はAmazonプライムビデオが独走状態に

株式会社ジャストシステム(本社:東京都新宿区/代表:関灘恭太郎)が運営する、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」では、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象に『動画&動画広告月次定点調査』を、2017年6月から毎月1回実施。

このたび、そのときどきのトレンドに焦点を当てて調査を行っている設問について、2018年1月から12月までの調査データをまとめて分析し直し、『動画&動画広告月次定点調査~2018年総集編 【トレンド版】』 として発表した。 

月額動画配信サービス利用率、Amazonが首位

月額動画配信サービス利用率、Amazonが首位

2018年9月度調査において、もっとも多くの人が「利用中」と回答した月額制動画配信サービスは、2017年に引き続き「Amazonプライム・ビデオ」(56.9%)という結果になった。

2017年12月度調査時の56.9%と比べると横ばいではあるが、他の月額制動画配信サービスを大きく引き離す現状であることは変わりない。2位の「Netflix」はその使いやすさやコンテンツの豊富さから、17.7%から23.4%と利用率を伸ばしている。

動画への興味関心

今や、どの世代でも約2割が月額制動画配信サービスを利用している。特に20代は3割程度と他の世代に比べて多い傾向にあるようだ。

年末年始における平均的なアプリの利用時間に関する調査でも、動画アプリは1日平均106.3分で、SNSアプリに次ぐ時間の長さとなっている。1位はSNSアプリとはいえ、10代の約2割が動画をSNSへ投稿している、というデータもあり、動画はユーザーにとって身近なものに変わりつつあるようだ。

Amazonプライムが首位を独走するワケ

AmazonプライムビデオはAmazonが力を入れているサービスなのは間違いない。大々的な広告を定期的に行なっていることからも明白だ。

Amazonプライム会員が順調に増え続ければAmazonをさらに有効活用する人が増えてくるのも明白だ。様々なイベントでAmazonはECがメイン事業であることは何回も公言している。今後、一人でも多くのAmazonプライム会員をECで買い物をさせるか。その導線設計が、Amazonの行う今後の戦略になってくるのではないか。

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