電通テックがデジタルとリアルを包括したDMソリューション『Direct→One』の提供を開始

ECのミカタ編集部

株式会社電通テック(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:松原 靖広)は、企業のCRM活動において、マーケティングオートメーション(以下MA)を活用したデジタル施策とダイレクトメール(以下DM)などのリアル施策を連動させることにより顧客育成に効果を発揮するパーソナライズドDMソリューション「Direct→One」の提供を開始することを公表した。

デジタルとリアルを包括したCRM活動を支援

「Direct→One」は、企業で既に導入されているMAツールとAPIで連携が可能で、顧客データ分析に基づきパーソナライズされた情報とタイミングでDMの印刷・発送までを自動化しCRM活動におけるターゲティングからコミュニケーションの設計・実行までをワンストップで提供するソリューションだ。

多くの企業がマーケティング活動でMAを導入し、メールマガジン配信などを通じたコミュニケーションに活用しているものの「ユーザーの反応が得られない」「その効果が発揮できない」といった課題を抱える企業も増えている現状がある。

そこでDMの開封率や保存率の高さに着目してリアルなコミュニケーションツールであるDMを組み合わせることにより、顧客の行動喚起を高めることが可能となる。「Direct→One」は、デジタルの利点とリアルの利点を掛け合わせることで、顧客の育成やエンゲージメント向上を実現する。

ソリューションの特徴

ソリューションの特徴

◆MAツールとの連携により、ターゲットに応じたパーソナライズドDMを生成

MAを活用した顧客データ分析に基づき、一人ひとりに予め設定されたシナリオに応じて顧客が欲する最適な情報を把握。パーソナライズされたクリエーティブとオファーでコンテンツを刷り分けるバリアブル印刷や、ユニークな二次元コードの刷り込みによるレスポンス計測ができる。また導入済みのMAツールとAPI連携も可能となっている。

◆タイミングを逃さずオーダーから最速24時間で投函

顧客の行動に応じた最適なタイミングでオーダーを発動する。オーダーから最速24時間で自動的にDMを印刷・郵送するスピード運用が可能。

◆印刷・郵送費の定額単価制の実現

DMの印刷費と郵送費は定額単価制を導入。一定期間内に使用するDM数を予め設定し、その通数内であれば一通当たり単価を同一額で提供可能なため、PDCAを回しながら定期的に単価の見直しや顧客一人当たりのコスト管理も容易となる。また、CSVデータによる手動運用での実証実験からスモールスタートができ、効果を実感してから本格導入することも可能だ。

多様なニーズに応えていく

同社はこのようなサービス展開により、MAと連携したリードナーチャリングDM、カート落ちフォローDM、AIを活用し顧客の趣味嗜好を予測・レコメンドする購買予測DMなど、マーケティング課題に応じた多様なニーズに応えていくとしている。

またこれまでもWEBやSNSなどのオンラインと、店舗の販促ツールやDMをはじめとする印刷物などのオフラインを統合したプロモーション施策を提供してきた。今回の「Direct→One」の提供開始により、オンラインとオフラインを融合したOMO(Online Merges with Offline)起点でのソリューションの拡充と企業のCRM活動の支援を強化していく方針だ。

EC市場に留まらず、顧客との関係構築はビジネスの成否に直結する。またそのためにはデジタルとリアルを包括し、かつデータを高精度で活用した上で、効果を最大化する必要がある。この点をサポートする同ソリューションは多くのビジネスを成功に導くための大きな潜在力を秘めていると言えそうだ。


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