EC事業者が消費者に適切な情報発信をするカギは?マーケオートメションツールに関する調査が実施される

ECのミカタ編集部

地方を含む日本全国の中小・ベンチャー企業の成長支援をデジタルマーケティング、テクノロジー、HRの領域で展開するソウルドアウト株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役会長CGO:荻原猛、以下ソウルドアウト)は、企業のマーケティングを効率化するとして注目のマーケティングオートメーションツール(以下、MAツール)に関するアンケートを実施致した。ここではその概要についてポイントを絞って見て行く。

調査概要

[調査時期]
2019年5月10日~13日

[調査対象者]
「マーケティングオートメーション(MAツール)を知っていると答えた、20代から50代までの男女200名

[調査方法]
インターネット調査

MAツールに期待することは?

MAツールに期待することは?

MAツールに期待すること上位5つは下記の結果となった。

1位:マーケティング活動の効率化 33.0%
2位:見込み顧客(リード)の獲得 30.5%
3位:マーケティング効果の可視化 30.0%
4位:顧客ニーズの見逃し防止 29.0%
5位:見込み顧客の管理 29.0%

MAツール導入に慎重になる要因は?

MAツール導入に慎重になる要因は?

MAツールを導入する前に気にすること上位5つは下記の結果となった。

1位:導入費用が高い 27.5%
2位:予算が限られている 26.5%
3位:月額費用が高い 23.5%
4位:予算取りが厳しい 23.0%
5位:運用する人材がいない 22.5%

MAツール導入時にもっとも気になる点を調査したところ、「価格」に関する結果が最も多く、次いでMAツールを運用する「人材」があがった。

MAツールの成果に「満足」は90%

MAツールの成果に「満足」は90%

MAツールを導入していると答えた60人に、MAツール導入後の満足度について、7段階に分けて調査したところ、90.0%の人が「とても満足」「満足」「まあ満足」であると答えた。

MAツール導入後に実感した効果は?

MAツール導入後に実感した効果は?

導入したMAツールで実感した導入効果のうち、上位3つは下記の結果となった。

1位:マーケティング効果を可視化できた
2位:サイト訪問率が上がった
3位:マーケティング活動を効率化できた

マーケティング活動の可視化、効率化が導入後のポイントとなっているようだ。

導入したMAツールの継続率は96.7%

導入したMAツールの継続率は96.7%

MAツールを導入していると答えた60名に聞いたところ、導入継続率は96.7%と100%に近い数値となった。費用や人材不足から導入に慎重な人が多かった一方で、導入してみると継続している方が多いことがうかがえる。

消費者にいかに適切な情報発信を行うか

調査結果にあるように調査対象となった「MAツールを知っている」と答えた20歳から60歳までの男女200人のうち30.0%がすでにMAツールを導入しており、その継続率は96.7%だった。

さらにMAツールの成果に対して7段階評価で調査したところ「とても満足」「満足」「まあ満足」と答えた人が90.0%となり、導入後の継続率・満足度ともに非常に高いことが浮き彫りとなった。

また調査対象者全体の200人のうち、70%が「MAツールをまだ導入していない」と答えているが、調査対象者全体の45%が「現在導入を検討している」、10%が「今後導入を検討する可能性がある」と答えており、導入していない人の半数以上の方がMAツールの導入を前向きに検討していることも明らかとなった。

スマートフォンやSNSが世の中に広く普及した現在、消費者が1日に触れる情報量は飛躍的に増加している。総務省によると、2017年から2020年にかけてデータ流通量は1.9倍となり、特にモバイルデータは同期間に約3倍に達すると予想されている(「世界と日本のICT市場の動向」)。

そうした時勢に伴い、企業側が情報を届けたい消費者に対し、適切に情報提供を行っていくことは企業の課題の一つともなっている。そこで、解決策の1つとして注目されているのがMAツールだ。MAツールによって、ユーザーのWeb行動に合わせてメール配信や広告配信などの施策を自動で行うことができる。

もちろんEC市場においてもこうしたツールの活用は、ビジネス発展を企図する上で有用性が高いと言えるだろう。


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