『メルカリ』が撤退し『楽天』が参入「ライブコマース・サービス カオスマップ2019年版」が公表される

ECのミカタ編集部

株式会社Moffly(モフリ、代表取締役社長:藤次 一嘉)は、ライブコマース・サービス カオスマップ」の2019年版を公開した。

ライブコマース・サービス「TAGsAPI」を提供

クラウド型ライブコマース・サービス「TAGsAPI」を展開するMoffly社は、2019年12月16日(月)に「ライブコマース・サービス カオスマップ」の2019年版を公開した。

クラウド型ライブコマース・サービス「TAGsAPI」は、クラウド型ライブコマース・サービスだ。企業ECのHTMLに数行のコードを書き加えるだけで企業ECにライブコマース機能の追加を実現。それらを通し企業EC訪問者の購入率を向上させ、売上の向上に貢献する。

2019年はメルカリが撤退し楽天が参入

2019年はメルカリが撤退し楽天が参入ライブコマース・サービス カオスマップ 2019年版

ライブコマースとは、ECとライブ動画を組み合わせた新しい販売手法で、商品に対するユーザーの購買意欲を高めることができる。2018年は「ECモール型」と「キュレーション型」以外に、「越境EC型」や「SaaS型」などのライブコマース・サービスが増加しておりサービスが多様化した。

2019年はフリマアプリ大手「株式会社メルカリ」のライブコマース撤退やネット通販大手「楽天株式会社」の参入など変化の多い年となった。同社ではそれらの現状を鑑み、ライブコマースの導入を検討する企業が多様なサービスから目的に適ったサービスを見つけることができるよう「ライブコマース・サービス カオスマップ」の2019年版を作成・公開したのだ。

どうなる?2020年のライブコマース

同社はマップ公開に際し「2019年版に関する考察」として次のように述べている。

「ライブコマース・サービスの提供事業者数としては大きく増えてはいないものの、フリマアプリ大手『株式会社メルカリ』のライブコマース撤退やネット通販大手『楽天株式会社』の参入など2018年版と比べると大きな変化が見られました。依然、『ECモール型』と『キュレーション型』がライブコマース・サービスの主流ですが、『SaaS型』のサービスを利用して企業ECにてライブコマースを実施するケースも増加しています。ライブコマースのブームは一度去ったものの、着実にプレイヤーが増加しております。ライブコマース2020年はライブコマースの知名度が一層上がるのではないでしょうか」

顧客とのロイヤリティを醸成でき商品情報の2次拡散3次拡散も期待できる新しいECでの販売手法であるライブコマース。モバイルの5G時代を目前にひかえて利用が広がっている。すでに市場への導入初期の手探りともいえる状況を脱し、さらに発展しつつ2020年は成熟期の入口へと立つのかもしれない。


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