ETLツールHARBESTがOutbrainとの連携を開始 広告運用でのデータ取得をスムーズにしてPDCAを高速化する

ECのミカタ編集部

EVERRISE(本社:東京都港区、代表取締役:倉田宏昌)が自社開発した「HARBEST(ハーベスト)」について「Outbrain」との連携を開始することを公表した。

連携でデータ取得先の選択肢が増える

マーケティング領域でテクノロジー提供を行うEVERRISE社が自社開発したマーケティングデータETL(Extract Transform Load)ツール「HARBEST(ハーベスト)」について、データ取得先としてネイティブアド・プラットフォーム「Outbrain」との連携を開始することを公表した。

EVERRISEではこの連携を通してデータ取得先の選択肢が増えることで、広告運用・SNSインサイトデータ分析のPDCA高速化をより多くのユーザーに体験してもらうことが可能になるとしている。

Outbrainとの連携について

Outbrainとの連携について

HARBESTで設定したスケジュールにあわせ、Outbrain上のキャンペーンデータやコンバージョン情報などのデータファイルをデータ出力先(GCS、Amazon S3など)に自動で格納可能になる。よりスムーズなマーケティングデータ分析によりPDCA高速化に寄与する。

◆対応レポートの例
アカウント別日別レポート
キャンペーン別日別レポート
キャンペーン別セクション別日別レポート
キャンペーン別パブリッシャ別日別レポート
キャンペーン別デバイス別日別レポート
キャンペーン別国別日別レポート
リンク先URL別日別レポート

◆利用イメージ
自社のWeb広告データ分析のためのデータ収集・整形ツールとしての利用。あるいはマーケティングサービスを提供する企業がサービス内のデータ収集エンジンとして利用。

◆データ収集先となるプラットフォームの例
Outbrain / Google Ads(YouTube対応) / Yahoo!ディスプレイアドネットワーク / スポンサードサーチ / Twitter / Facebook(Instagram対応) / Google Analytics / Criteo

◆データ出力先となるプラットフォームの例
Amazon S3™ / Google Cloud Storage™

データ取得をスムーズにしてPDCAを高速化する

EVERRISE社では今回の連携に際して次のように述べている。

「企業のマーケティングの高速化をミッションとする『HARBEST』は、リスティング広告やSNS広告、アクセス解析など、連携済みの多様なマーケティングプラットフォームから主にAPI連携によってデータ収集を自動で行い、希望の場所への出力を可能にするツールです。データ取得のスケジュールは最短1時間単位での自由な設定が可能。広告配信先などのリアルタイムな最適化を支援します。主に、マーケターや広告代理店の広告運用担当者の方に活用されています。一部のお客様に提供していた前身となるツールから12000件を超えるアカウントを引き継ぎ、すでにデータの取得転送を安定的に行なっています」

広告運用などのマーケティング施策において、複数のチャネル・プラットフォームを利用することが当然になった今、データをまとめて分析し、次の施策に生かすことが、必要不可欠になってきている。しかし、データ収集の作業には手間やコストがかかるため、「PDCAが思うように回らない」という課題も発生していた。

今回の連携では、その課題に正面から対応することになり、データ取得先の選択肢が増えることで、広告運用・SNSインサイトデータ分析のPDCA高速化を通してEC市場をはじめとする多くの企業の活動を支援することになりそうだ。


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