世界1.5万人の結果「服の購買決定」価格やフィット感など「実用性」重視 SHEIN調査

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ECのミカタ編集部

世界1.5万人のSHEIN利用者を対象とした「衣類サーキュラリティ調査」データ

SHEINは2026年5月12日、「2025年グローバル・サーキュラリティ調査(2025 Global Circularity Study)」を発表した。

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調査概要

◆調査名:2025年グローバル・サーキュラリティ調査(2025 Global Circularity Study)
◆調査期間:2025年11月~12月
◆調査対象:18歳以上、男女計1万5461人(日本の回答者は539人)
◆対象地域:世界21エリア(オーストラリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ポーランド、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、イギリス、アメリカ)
◆出典:2025年グローバル・サーキュラリティ調査(SHEIN)

オンライン購入時に「価格」を最も重視

本調査では、衣類購入が価格やサイズ、自身のライフスタイルへの適合性といった「実用的な要素」を重視して行われていることが明らかとなった。

オンラインでの購入時に最も重視されるのは以下の通り。

◆価格(常に考慮する):71.6%
◆サイズの適合性:66.7%
◆個人のスタイルへの適合:58.1%
◆日常生活や変化するニーズへの適合:53.8%


また、71.1%の回答者が「過去1年間に購入した衣類が30点未満」であると回答。価格や実用性を重視する傾向に加え、購入点数も比較的抑えられていることから、消費者が「コスト」「フィット感」「実用性」のバランスを取りながら購買していることがうかがえる。

不要衣類の「再利用」が広く浸透

消費者が考える「サステナブル」や「サーキュラー」の定義について質問したところ、47.0%が「耐久性・長持ちする品質」を挙げた。さらに、37.8%が「環境負荷の低い素材(リサイクル繊維や水使用量の少ない素材など)」を挙げている。

一方、「価格が高い」「スタイルの選択肢が少ない」といった要素を挙げた回答者は10%未満にとどまった。サステナビリティは実用的な製品特性、特に「衣類がどれくらい長持ちするか」や「どれくらい容易に着続けられるか」として捉えられていることが明らかとなった。

また、不要になった衣類の再利用が広く浸透。家族や友人への譲渡が82.6%とで最多となり、寄付が69.0%と続いた。

リサイクルへの参加率は37.2%にとどまっている。その理由としては「方法や場所が分からない」(43.6%)、「近くに施設がない」(40.3%)といったアクセス面での障壁が挙げられた。

リサイクルを「実践しやすくする仕組みづくり」が重要

「SHEINからサーキュラー型の取り組みが提供された場合、どれを最も利用したいか」と質問。「SHEIN Exchangeによるリセール(43.8%)」や「回収ボックス(43.1%)」といった、実際に参加できる仕組みに高い関心を示した。

一方、デジタルプロダクトパスポート(15.6%)や環境情報表示(18.8%)などの「情報提供施策」への関心は比較的低い結果となった。

本調査結果についてSHEINは「サーキュラリティの推進のためには、消費者の日常行動に寄り添い、修理・再利用・リサイクルを実践しやすくする仕組みづくりが重要であることが示唆されます」とコメントしている。

サステナビリティへの関心だけでなく、「実践しやすさ」が重視されている実態が明らかとなった。事業者には、消費者が無理なく参加できる「循環型施策」の設計が求められている、といえるだろう。