生活者の情報収集の主軸「予約・比較・口コミサイト」 ネオマーケティング調査

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ECのミカタ編集部

口コミ・レビューの利用実態調査(2026年)|SNSレビューは“本当に使っていて、具体的で、悪い点も書いてあるか”が信頼の鍵

株式会社ネオマーケティングは2026年5月1日、口コミ・レビューの利用実態調査(2026年)の結果を発表した。

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調査概要

◆調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
◆調査の対象:全国の20歳以上の男女(直近1年以内に、SNSまたは予約・比較・口コミサイトを参考に商品の購入・サービスの利用をした人)
◆有効回答数:958名
◆調査実施日:2026年3月18日〜3月19日
◆調査実施機関:株式会社ネオマーケティング(東証スタンダード上場)
◆出典:口コミ・レビューの利用実態調査(2026年)(株式会社ネオマーケティング)

予約・比較・口コミサイトが「情報収集の主軸」

生活者を中心にしたマーケティング支援事業を提供する株式会社ネオマーケティングは「直近1年以内に、第三者の情報源をもとに予約・購入・利用した商品・サービス(回答者=全員)」について調査した。その結果「予約・比較・口コミサイト」がほぼ全ジャンルで最多となった。選択肢を効率よく絞り込む判断軸として機能していることが明らかとなった。

一方、SNSも多くのジャンルで高い利用率を示している。コスメ用品62.9%、旅行先57.4%、飲食店53.4%、日用品51.7%など、予約・比較・口コミサイトと並走する重要な情報源となっている。

また、映画は「SNS」63.8%が「予約・比較・口コミサイト」58.5%を上回った。この結果についてネオマーケティングは「『今話題か』『実際どう感じたか』といった温度感のある反応が重視されるため、SNSとの親和性が高いジャンルとなっています」とコメントしている。

「等身大の発信者」であることが信頼につながる

SNS投稿を「信頼できる」と判断する基準として、どのジャンルでも特に重視されたのは以下の3点となった。

◆投稿者が実際に使用・体験している様子がわかる
◆投稿内容が具体的である
◆良い点だけでなく、気になる点についても触れられている


ネオマーケティングは注目すべき点として、どのジャンルにおいても「一般ユーザーである(企業案件・忖度がないと想定できる)」が、「フォロワー数が多いなど、影響力がある投稿者である」を上回っていることを指摘する。

消費者にとっては、影響力の大きさよりも、企業案件に左右されにくそうな“等身大の発信者”であることのほうが「信頼につながりやすい」と判断している様子がうかがえる。

「予約・比較・口コミサイト」の中身に不信感が併存

「商品・サービスの情報収集において、負担や煩わしさを感じること」については「予約・比較・口コミサイト」の中身に対して、強い不信感や迷いが併存していることがうかがえる結果となった。

コスメ用品、飲食店については「どれが広告やPR(ステルスマーケティングを含む)なのか分かりにくい」との回答が3割を超えた。コスメ用品・日用品については「似たような商品・サービスが多く、違いが分かりにくい」と感じる人も多かった。

「星の数」や「ランキング上位」で即決するのではなく、SNS、レビューサイト、比較サイトなど複数の情報源を行き来しながら、自分なりに納得できる判断材料を探す行動が広がっている。

現代の生活者の「選び方」の実態が可視化された本調査。施策検討の際に、ぜひ参考にしたい。