【業界初】ユーザーが体験後に値段を決められる『あと値決め』決済をコスメブランドIYVOが導入

ECのミカタ編集部

株式会社ネットプロテクションズ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長(CEO):柴田 紳)は、「あと値決め」を、株式会社Anylog(所在地:東京都豊島区、代表取締役社長:小掠康浩、以下:Anylog)が開設したD2Cメンズオーガニックコスメブランド「IYVO」のブランドサイトに提供を開始した。

新決済システム「あと値決め」

Credit Tech(クレジットテック)関連サービスを提供するネットプロテクションズ社は、消費者が実際に体験した「あと」で自ら「値決め」を行うことを可能にする新しい購買・決済の仕組み「あと値決め」を、コスメを開発するAnylog社が新たに開設したD2Cメンズオーガニックコスメブランド「IYVO」のブランドサイトに提供を開始した。

ネットプロテクションズ社では、これにより「IYVO」にて提供する商品および購買体験全体を通じて、ユーザー自らがその価値に見合った価格を決定し、後払いすることができるようになるとしている。「あと値決め」は同社が提供する後払い決済のオプションサービスだ。

また「IYVO」は、「Keep anything, Protect something.」をブランドコンセプトに掲げ、肌を健やかに保ち自分らしくあり続けたいと願うユーザーに向けたメンズオーガニックコスメブランドとなっている。「きれいな肌を手に入れることが外見に自信を与え、ひいては自分らしさを表現し夢や理想の自分に近づく一歩となる」、そのためのブランドとしてIYVOは「毎日使われるものだからこそ安心して使える」ことを第一に設計し、「一生使い続けることのできる化粧品」を提案している。

最低価格にユーザーが値段を後乗せ

最低価格にユーザーが値段を後乗せ

「あと値決め」は2019年8月29日(木)にネットプロテクションズ社がリリースした、国内初のポストプライシングサービスだ。 価格への納得(合意)と支払いは、サービスや商品の利用・体験の前に発生するのが一般的だが、「あと値決め」は、サービスや商品の利用・体験後に消費者が自ら価格を決定して支払いを行うことを可能にする仕組みであり、従来とは異なる新しい購買体験を提供する。

「あと値決め」は同社の提供する後払い決済サービスのオプションサービスとして利用が可能だ。また「あと値決め」の導入・利用料金も、事業者による”あと値決め形式”で決まる。現時点で、シェアリング・エコノミー、冠婚葬祭、リアルイベント、新規事業等のサービスが利用に向けた調整を進めているという。今後どういった事業形態に導入が進んでいくのか、また消費者は実際にいくらの値段をつけるのかなどが注目されるところだ。

今回、導入が開始された「あと値決め」の利用方法はこうだ。「IYVO」ブランドサイト内のすべての商品について、何度でも利用できる。それぞれの商品に設定されている最低価格に加え、顧客対応、商品の使用感やデザイン等の項目をもとに上乗せして支払う金額を設定できる。

納得のいく購買体験を実現

納得のいく購買体験を実現

Anylog社では「あと値決め」導入の背景と期待について次のように述べている。

「『IYVO』はリアルオーガニックを追求し、安心・安全に最大限の配慮をもって開発いたしました。男性化粧品市場が拡大している現在、我々化粧品ブランドはこれまで以上に幅広いニーズに応えていく必要があると考えています。そうした中で『IYVO』は肌トラブルに悩む男性に安心してお勧めできる、オーガニックコスメという選択肢を提供し、一人でも多くの方に商品をお届けしていきたいと考えています。

今回『あと値決め』を導入するに至った背景としましては、価格に対する不安を解消し、納得のいく購買体験を実現するためです。我々が商品をお届けしたい、健やかな肌を手に入れたいと願う世の男性にとって、価格のハードルが利用の妨げになってはいけない。安心安全を手に入れる権利をすべての人に。こうした思いから『あと値決め』を導入いたします。

また『あと値決め』はユーザーからは具体的な評価を得られる仕組みにもなっているため、得られた意見を商品開発に役立てられるほか、これまで何気なく商品を選んでいたユーザーに対しても、自ら価格を決定する役割を担うことで、商品と向き合い、『IYVO』が提供する価値についてじっくり考えていただく機会が提供できると期待しています」

EC市場の発展と歩調を合わせるように新たな決済システムが次々に生み出されている。後払い決済もそうした新たな決済システムのひとつだが、こうした従来の常識を打ち破る選択肢がユーザーに提示されることにより、サービスの差別化をはかりやすくなると共に、買い物体験の自由度もさらに広がることになりそうだ。


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