LINE上でECショップを開設できる!離脱率を低くする「GrapeFruits」リリース

ECのミカタ編集部

合同会社Oblivionは、商品検索から決済完了まで全てがLINEのトークルーム上で完結する、誰でもLINE上でECショップを開設する事ができるサービス「GrapeFruits(グレープフルーツ)」をリリースした。

誰もがLINE上にECショップをつくりだせる

「GrapeFruits(グレープフルーツ)」のリリースは、LINE上にECショップを開設できるようにする事で、ユーザーにとって操作に慣れた日常的に開くアプリ上でモノを購入するという、新しいECのカタチを創り出す。

GrapeFruitsを導入すると、LINE公式アカウント上にショップ機能を追加することが可能になる。LINEのトークルームを離脱することなく、あらゆる方法での商品の検索・カートへの保存・購入手続き・決済を完結させることが可能だ。

トークルームですべて完結するため、離脱率を防ぐのに有効とされている。

3つの課題を解決

3つの課題を解決

1)ECサイトも自社アプリも不要
SNS時代の現在では、若者を中心にInstagramやYouTubeなど調べたい内容に合わせたリアリティの追求から、SNSアプリ上で検索しているという現状がある。

アプリにおいても、日常的に使うアプリ以外はインストールしていてもアクティブな状況ではない事が明らかになっている。

そこで日常的に使われているアプリの一つである、LINEという媒体上にECショップを開設できるようになり、ユーザーにとっても操作に慣れた日常的に開くアプリ上で、モノを購入するという新しい購買体験を提供している。

2)ECサイトではできない特別なカゴ落ち施策
ECサイトでは会員登録をして、ログインをしていないユーザーに対して、あらゆるカゴ落ち施策を行うことは制限があった。本サービスではアカウントに友達追加した時点で顧客として登録され、どの商品をよく見ているか、どの商品がカートに残っているかを全て把握することができる。その上でその情報を基に自動でプッシュメッセージを送る事で、顧客一人一人の商品購入率を高く保つことが可能だ。

3)WEBサイトではなく、直接的に商品購入の誘導へ
アパレルブランドや美容商品、アーティストなどLINE公式アカウントはあらゆる業態・業種において既に利用されている。そこでクーポンや限定スタンプなどで友達数を増加させて、自社商品の広告を一斉送信しているが、 ユーザーはトークを開封もせずに削除、最終的にはブロックされていることが課題となっている。

大きな原因として、LINE上で商品の広告が流れてきてもWEBサイトに誘導され、IDとパスワードを入力してログイン、その後に商品の購入と非常に面倒な作業の連続となっていることが考えられる。

その問題を解決するべく、本サービスは外部ECサイトに誘導することなく、LINEのトークルーム上で商品を購入できる点に注力して開発された。

LINE公式アカウントがあれば連携も可能

導入もごく簡単で、現在運用しているLINE公式アカウントを引き継いで利用することも、新しくLINE公式アカウントを作成して利用することも可能だ。

問い合わせフォームから導入希望を申し込む。返信メール内のリンクから店舗情報を登録し、LINE公式アカウントがなければ作成、あれば連携させる。初期設定が完了次第、利用開始できる。

よりシンプルさを追求した「GrapeFruits」の見せる結果が、これからのECの在り方を変えていくかもしれない。

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