ヤマト運輸『ネコポス』サイズを3.0cm以内に拡大へ

ECのミカタ編集部

ヤマト運輸株式会社は、「ネコポス」の取り扱いサイズを現行の厚さ2.5cm以内から3.0cm以内に拡大することを公表した。

10月1日より適用

ヤマトホールディングス株式会社傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表:栗栖 利蔵)は、10月1日より個人間取引サイト(フリマ・オークションサイト)などの事業者を対象に、「ネコポス」の取り扱いサイズを現行の厚さ2.5cm以内から3.0cm以内に拡大する。

◆ネコポス概要

「ネコポス」は、宅急便レベルの翌日配達のスピード輸送と、配達時のタイムリーな情報提供で受け取りの利便性を高めた、法人顧客向けの「小さな荷物」のポスト投函型サービスだ。通販事業者などの法人や各種団体、個人事業主において、同社と契約の上で利用することができる。

◆配送連携API概要

配送連携APIとは、フリマ・オークション等個人間取引サイト事業者などに提供するサービスだ。システム連携を行うことで、事業者様のサイト上で利用者が全国のヤマト運輸直営店、コンビニエンスストアでの発送受付用QRコードを取得でき、「送り状の手書き」や「現金のお支払い」を行うことなく発送が可能となる。

変更内容

10月1日発送分より、個人間取引サイト(フリマ・オークションサイト)などヤマト運輸の配送連携APIを利用中の事業者を対象に、「ネコポス」の取り扱いサイズを厚さ2.5cm以内から3.0cm以内まで拡大する。

◆変更サイズ

ポストに投函できなかった場合は、連絡票を投函のうえ持ち戻り、利用者の都合のよい日程で改めて配送される。

◆対象の顧客

ヤマト運輸との配送連携APIを利用中の事業者サイトで、商品を購入、発送する個人の利用者(サイト例:メルカリ、ヤフオク!、PayPayフリマなど)。

◆開始日

2020年10月1日(木)発送分より

急増するEC需要に対応

今回の変更に際して、同社では「背景および目的」として次のように述べている。

「新型コロナウイルス感染拡大の影響でEC需要が高まる中、事業者からの商品購入に加え、フリマ・オークションサイトなど、個人間取引を利用するお客さまが急増しています。

そのためヤマト運輸のポスト投函型サービス『ネコポス』も取扱量が急増し、特にポスト投函による非対面での受け取りを希望するお客さまから高い評価をいただいています。その一方で、様々な商材を購入、出品したいというお客さまから、厚さ2.5cmを超える商品にも『ネコポス』を利用したいという声を多数いただきました。

こうしたお客さまのニーズに応えるため10月1日より、個人間取引サイト(フリマ・オークションサイト)などヤマト運輸の配送連携APIをご利用の事業者様を対象に、現行のサイズを厚さ2.5cm以内から3cm以内に拡大し、お客さまのさらなる利便性向上に貢献します」

また同社は、引き続き拡大が予想されるECによる個人間取引市場を前に、出品者、購入者双方にとってより安心で利便性の高いサービスの提供を目指すとしており、同社サービスの、さらなる進化に期待がかかるところだ。

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