【楽天インサイト調査】「パートナー(配偶者・恋人など)と過ごす予定」4.6 ポイント増加〜クリスマス調査〜
楽天インサイト株式会社は、全国の20〜69歳の男女1千人を対象にした「クリスマスに関する調査」を実施し、10日公開した。新型コロナウイルスの影響が続く中、クリスマスの過ごし方にも影響が出た。「身近な人と自宅での時間を過ごす」と答えた人が多かった。調査期間は11月2日〜4日の3日間。
「身近な人と過ごすクリスマス」傾向
今年のクリスマスを誰と過ごす予定かを聞いたところ、「パートナー(配偶者・恋人など)」 (64.3%)と回答した人が最も多く、昨年よりも 4.6 ポイント上昇した。
また子ども・ 孫(+1.1 ポイント)や親(+0.8 ポイント)と過ごす予定と回答した人も増えた。
新型コロナウイル スの感染拡大が続く中、クリスマスは家族や恋人など身近な人と過ごす傾向が強まっていることがうかがえる。
プレゼント予算、子ども・孫アップもパートナーはダウン
今年クリスマスプレゼントをあげる予定の相手は、昨年同様「子ども・孫」(29.7%)が最も多く、次いで「パートナー(配偶者・恋人など)」(29.0%)、「親(義理を含む)」(4.0%)の順番となった。
またプレゼントの1人あたり予算金額を聞いたところ、「子ども・孫」では「4,000 円以上~5,000 円未満」(21.9%)が最多価格帯で、平均予算額は6,741 円(昨年比+327 円)だった。
一方「パートナー(配偶者・恋人など)」では「10,000 円以上~20,000 円未満」(23.8%)が最も多く、平均予算額は 13,255 円(昨年比-851 円)となった。
さらに「親(義理を含む)」では「3000 円以上~4,000 円未満」、「4,000 円以上~5,000 円未満」、 「5,000 円以上~7,500 円未満」が並んで最多の価格帯(それぞれ 17.5%)で、平均予算額は 7,184 円(昨年比-3,582 円)だった。
もらいたいプレゼント女性は「アクセサリー」、男性は「なんでもいい」
パートナーからクリスマスプレゼントをもらう予定があると答えた人に、もらいたいプレゼントを聞いたところ、1位は「アクセサリー」(16.7%)で昨年比+2.8 ポイント、次いで「衣類」(10.0%、 昨年比-0.4 ポイント)、「食事(レストランなどの外食)」(7.0%、昨年比-0.3 ポイント)となった。
女性では「アクセサリー」をもらいたいと答えた人(26.0%)が最も多かったのに対して、男性では「なんでもいい」と答えた人(30.6%)が最多だった。
クリスマスケーキ「購入予定なし」が減
クリスマスケーキを購入するかどうかを聞いたところ、「購入する予定はない」(35.4%)と答えた人が最多だったが、昨年(38.6%)より 3.2 ポイント減少した。
クリスマスケーキを購入する場所(方法)を性年代別にみると、
女性20代を除くすべての性年代で購入先の第1位(個人経営の洋菓子専門店)および2位(洋菓子チェーン店)の結果は全体傾向と変わらなかった。女性20代では「洋菓子チェーン店」 (26.9%)を選択した人が最も多く、次いで「個人経営の洋菓子専門店」(24.4%)、「百貨店のオリジナルケーキ」(12.8%)、「手作り」(12.8%)の順となった。
さらに、男性20代(4.8%:同率 4 位)、30 代(8.6%:4 位)、40代(8.3%:4 位)および女性 20 代(3.8%:6 位)では「インターネッ ト(オンライン)特化型洋菓子専門店」を選択した人が全体(3.3%:7 位)より上位に位置付けられた。
クリスマス「巣ごもり」ECに勝機
新型コロナの感染拡大が止まらないなか、クリスマスの過ごし方でも「身近な人と巣ごもり」する傾向が見られた。感染拡大防止の動きを消費者がしていることは、EC事業者にとっては勝機と言える。
プレゼントについては、女性が「アクセサリー」と答えた一方、全体で見ると「なんでもいい」が最多で2割以上を占めている。EC事業者はそれぞれ自社の魅力的な商品を売り込めるよう準備しておきたい。