Shopifyが2020年の成長率を発表　国内GMVは323％の成長率で過去最高を記録

Shopify Japan株式会社（本社：東京都渋谷区）は、2020年におけるグローバルおよび日本市場での成長が過去最高を更新したことを発表した。

ECサイトを簡単に作成

「Shopify 」は、国内だけでなく海外へのオンライン販売も簡単に始めることができるクラウド基盤のマルチチャネルコマースプラットフォームである。ウェブ・モバイル・ソーシャルメディア・マーケットプレイス・実店舗など複数の販売チャネルを持つオンラインストアの作成やカスタマイズ、在庫連携、売上管理を簡単に行うことができ、約175カ国で170万以上のオンラインストアをサポートしている。

国内流通総額は323%の成長率

■2020年日本市場での成長
・流通総額は2019年比323%増で成長率は他国と比較しても高い
・国内だけでも前年比228%増の新規出店数の伸び率は他マーケットの中でも上位
・注目すべき国内の新規加盟店
BAKE The Online／益子WEB陶器市／オリオンビール／タイガー魔法瓶／タンスのゲン本店など

■2020年グローバルでの成長
・Shopifyを利用する事業者は世界で1,700,000以上
・Shopify Plusを利用する事業者は世界で10,000以上
・2020年の流通総額は約12兆円
・世界中で4億5700万人近くの消費者がShopifyを通して商品を購入（前年比52%増）
・新規店舗は2019年は52秒ごとに初めての売上を行ったのに対し、2020年は平均28秒ごとに初売上を記録
・完全リモート企業として世界中に7,000人以上の従業員を擁す
・事業者によるShopifyでの総売上高は約30兆円
・アプリストアに6,000以上のアプリを掲載
・Shopの登録ユーザーは1億人を達成
・第4四半期の注目すべき新規加盟店
 Dermalogica（国際的なスキンケアブランド）／Yamaha（日本のオートバイブランド）／Herman Miller（英国の国際的な家具会社／Hallmark（グリーティングカードで有名な英国企業）／Diageo（世界最大級のワイン・スピリッツメーカー）／ALDI（ディスカウント食料品チェーン）／Purina（ネスレの人気ドッグフードブランド）など

コロナ禍で需要が拡大するEC

2020年、Shopfiyは楽天の販売チャネル、Shopify paymentのJCB対応、Shopify POSのリリースをはじめとした多くのプロダクトアップデートを図った。

世界中の人々の生活を一変させた新型コロナウイルスの感染拡大は、デジタルの導入を世界的に加速させた。Shopifyの調査によると、日本の消費者の49%が昨年9月までの6ヶ月間で「買い物が混雑する時間を避けた」と答え、46%が「この先6ヶ月も同様に行動するだろう」と回答している。また、日本の消費者の42%が「2020年の年初と比較してオンラインで頻繁に買い物をするようになった」と回答していることからも、EC需要の増加が伺える結果となった。

そんな中、日本の成長率は他国と比較しても群を抜いており新規出店数も前年の2倍以上となっている。背景には政府をはじめ地方自治体などとの取り組みで起業家や実店舗を持っているオフライン事業者のオンライン化、Shopify POSを促進する取り組みなどがある。

プロダクトのアップデートを続ける

今回の成果を受けて、Shopifyの地域統括マネージングディレクター、ショーン・ブロートン氏は以下のようにコメントしている。
「2020年は起業家精神が旺盛で、Shopify事業者（マーチャント）の目覚ましい回復力により、多くの事業者（マーチャント）がこの困難な年に立ち向かい適応することに成功しました。日本の起業家や企業は、私たちを事業や生活の基盤として信頼してくださっていると感じています。私たちは2021年も、将来を見据えたコマースソリューションを構築し、次世代に向けて支援を続けてまいります。」

Shopifyは今後も大手ブランドが必要とするカスタマイズ性に対応する体制や世界の消費者とつながる仕組みを提供していくとしており、さらなる躍進に期待が高まる。