新日本製薬、“ラフィネ”主力商品を刷新

新日本製薬(本社・福岡市中央区、後藤孝洋社長)は10月1日から、オールインワタイプの基礎化粧品「ラフィネ パーフェクトワン」をリニューアル発売した。ベースとなる機能性の拡充のほか、効果や配合成分、テクスチャーなど総合的な商品力の強化を図った。同商品は2004年の発売で、テレビを活用した展開などが奏功し売り上げを拡大。基礎化粧品を健康食品に代わる主力商材に引き上げ、同社の成長の原動力として機能してきた。今回のリニューアルで他社商品との差別化を図り、次の成長のドライバーとする考えのようだ。

「ラフィネ パーフェクトワン」は化粧水と美容液、クリーム、化粧下地の4機能を備えたオールインワンタイプの基礎化粧品。2種類のコラーゲン、23種類の保湿成分を配合し、伸び感や浸透感のあるテクスチャーなどを特徴とする。

今回のリニューアルでは、従来の4機能に乳液およびパック機能を加え、手間を掛けずに効果的なスキンケアをしたいという女性ニーズへの対応を図った。

リニューアルのポイントと言えるのは、5種類のコラーゲンを独自に組み合わせた「複合型リフティングコラーゲン」。従来商品で使用してきたカプセルコラーゲン、被膜コラーゲン(加水分解コラーゲン)に加え、加齢とともに減少しやすいベビーコラーゲン(Ⅲ型コラーゲン)、肌表面の潤いを保ちつつ外的ダメージから守る保護コラーゲン、低分子化で角質層への浸透力を高めた浸透コラーゲンを新たに配合。5種類のコラーゲンが目的に応じ効果的にアプローチする設計とした。

また、コラーゲンの強化・サポート策として、ヒアルロン酸などの美肌構成成分、月桃葉エキスなどのコラーゲン合成促進成分、浸透型エラスチンなど40種類(コラーゲン含む)の美容液成分を配合。保湿力を高めながらも軽い付け心地で素早く浸透させるなどテクスチャーにもこだわった。

商品力を強化する一方、容量・価格を従来商品と同様(75グラム入り・税込3990円)とし、値ごろ感を高めている。