Amazon運用代行とは?メリット・デメリットや選び方、おすすめサービス8選

ECのミカタ編集部

Amazon運用代行とは?

楽天市場やYahoo!ショッピングに出店する際、コンサルティングサービスを請け負っている会社は多数ありますが、Amazonで商品を出品する際も例外ではなく、コンサルティングサービスを行っている会社が存在します。

楽天やYahoo!ショッピングの場合は、店舗単位でモールが構成されているのに対し、Amazonは商品単位での構成です。つまり、楽天やYahoo!ショッピングで販売実績があるからといって、Amazonに出店したとしても同じように販売施策が通用するわけではありません。

また、楽天やYahoo!ショッピングの場合はモールから各ショップへコンサル担当者が付きますが、Amazonの場合はそういった担当者がつかないため、商品を出品した後は放置しているといったパターンが非常に多いです。そこで、Amazon運用代行やコンサルティングサービスが役に立ちます。

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Amazon運用代行やコンサルティング会社ができる事

Amazonの運用代行やコンサルサービスがあることはわかりましたが、実際どのような業務を担当してもらえるのでしょうか。
詳細は各会社によって違いますが、ここでは代表的な業務を紹介します。

Amazon内SEO対策


Amazonでは商品名に厳格なガイドラインが設けられています。これはユーザーが商品を探しやすくするための対策ですが、出店者からすると競合との差別化が難しい部分でもあります。
このガイドラインに則ったうえで、多くのユーザーに自社の商品を選んでもらえるような商品タイトルやキャッチコピーを付ける必要があるため、Amazon内SEO対策が重要視されます。

商品ページの最適化


Amazonは楽天やYahoo!ショッピングと違い、ショップの特色を出すことが難しいです。しかし、そういった中でユーザーに自社の商品を選んでもらうためには、商品の魅力が伝わりやすいページが必要となります。
コンサルや運用代行では、Amazonの規定の範囲内で、より見やすくユーザーの購買意欲を刺激するようなページを作成・調整します。

商品画像の作成


Amazonでは商品画像に関する規定も細かく定められており、メインにする商品画像の背景は原則白にしなければいけません。
今まで他モールに出品する画像をAmazonに対応させる必要が出てくるため、商品数の多い店舗の場合は膨大な作業量になる場合もあります。
そういった場合に、商品画像の作成代行を依頼することや、どのような画像がユーザーの興味関心を引くのかなどのアドバイスを求めることもできます。

新商品の登録作業


商品数が多い店舗や、商品の入れ替えサイクルが早い店舗の場合、商品ページの登録作業だけでも膨大な時間がかかる場合があります。
また、販売が終了しているページを削除するなどの必要もあるため、こういった商品ページの登録・削除を代行している会社もあります。

売上分析


日々の運用に追われ、なかなか売り上げ分析をする時間がなかったり、分析方法がわからなかったりする場合に、コンサルティングサービスを利用するのも有効です。
月ごとの売り上げ実績や傾向、商品ページへのアクセス数やコンバージョン率などを分析し、今後の販売戦略に役立てることができます。

競合の調査・分析


自社の売り上げを向上させるためには、競合他社の調査や分析が重要です。
Amazon内で上位表示させるために、他社がどういった施策を行っているのかなど細かく分析する必要があるため、知見を持ったコンサル会社に依頼するのも良いでしょう。

Amazon内販促の対策支援


Amazonでは「プライムデー」「Amazonサイバーマンデー」や「ブラックフライデー」「初売り」などの独自セールが定期的に開催されます。この大型セールは非常に多くのユーザーの関心を集めるため、セール期間に照準を合わせて戦略を立てる必要があります。
コンサル会社ではこういった場合に、どのような戦略が必要かなどの提案や支援を行ってくれます。

Amazon広告運用


Amazonでは「スポンサープロダクト」という広告によって商品ページの最上段に広告表示をすることが可能ですが、高額なコストがかかります。
その他にもたくさんの広告の種類があるため、広告出稿の方法に加えて、広告出稿するべきかどうかも含めコンサルにアドバイスや提案をもらったり、運用代行をお願いできたりする会社もあります。

Amazon運用代行を利用するメリット

ここではAmazon運用代行を利用するメリットについて、お話していきます。主なメリットは以下の2つです。
・売り上げの向上が見込める
・社員育成などの時間的コストの削減

売上向上が見込める


運用代行やコンサルティングサービスを利用する最大のメリットは、なんといっても売り上げの向上が見込める点です。
コンサルタントの多くは、Web業界やEC業界に精通した知識や経験が豊富なプロです。当然、自社には無いノウハウが豊富にあります。
もちろん、自力でコツコツと売り上げ向上を目指すのも悪くはないですが、より早い成果を目指すのであれば利用するのは一つの手段でしょう。

社員育成のコストを省ける


Amazonの運営経験の無い人間が0からAmazonの運用を行い、大きな売り上げを作れるようになるには、どうしても相応の時間がかかってしまいます。
また、他モールの運営などを同時に行わなければいけないような人手不足の状態であれば、新たに人を雇用し育成する時間も必要になってくるでしょう。
そういったコストを考えた場合に、運用代行やコンサルティングサービスを利用する方がコストの削減につながる場合もあります。

Amazon運用代行を利用するデメリット

運用代行やコンサルティングサービスを利用する際、もちろんメリットばかりではありません。デメリットが生じる場合もあります。
主なデメリットは以下の2つです。
・社内に運用ノウハウが蓄積されにくい
・100%売り上げ向上が保証されるわけではない

社内に運用ノウハウが蓄積されにくい


これはAmazonに限らず、どんなコンサルティングサービスや運用代行を利用する場合にも言えることですが、外部に任せることによって、社内にノウハウの蓄積がされづらくなります。
どこまでを外部に任せるのか、情報共有はきちんとできているのかを確認せずに丸投げにしてしまうと、運用代行をやめたい場合に、その後の社内運用が非常に難しくなってしまいます。

売上向上の保証はない


運用代行やコンサルティングサービスを利用する最大のメリットは売上向上だと先述していますが、これにはもちろん保証があるわけではありません。
コンサルや運用代行の役割は、あくまでも運用施策の提案やアドバイスを行ったり、ときには実務を代行してくれたりすることです。
すべて丸投げして売り上げが向上するものではなく、あくまでも依頼者である企業や店舗と相談のうえで、アドバイスや運用を行うものなので、運用方針などに関して最終的には依頼者が決定する必要があります。
どんな業種でも同じですが、「こうすれば絶対に売り上げが上がる」という正解はありません。
コンサルや運用代行と協力しながら、試行錯誤して自社に合った施策や販売戦略などを実行していくことが必要です。

Amazon運用代行の選び方

Amazonの運用代行やコンサルティングサービスを利用するメリット・デメリットがわかったところで、次はどういったサービスを選ぶべきか、選び方について解説します。

コンサルを依頼する目的を明確にしておく


まず、運用代行やコンサルティングサービスを利用する目的について「なぜ依頼するのか」を明確にしておく必要があります。ざっくりと「売り上げを伸ばしたい」程度では不十分です。
最低でも、コンサルティングや運用代行会社を決める際に担当者に「いつまでにどのくらいの規模の売り上げにしたいか」を、説明できるようにしておきましょう。

ほかにも「社内のリソース不足だが事業規模を拡大したい」など、目的が明確であるほど自社に合ったサービス選びがしやすくなります。

実績のある会社か


運用代行やコンサルティングサービスを選ぶ際、実績があるかどうかをきちんとチェックしましょう。
どこの会社も実績があれば、ある程度ホームページで公開しているはずです。
自社の取り扱う商材や、コンサルを依頼する目的を達成できる企業かどうかを考慮して、サービスを選ぶようにしましょう。

担当者はどこまでサポートしてくれるか


Amazonの運用代行やコンサルティングサービスを利用するということは、依頼側のAmazon運用の知識はほぼ無い状態だと思います。
そのような状態でも、きちんと理解できるようにサポートしてくれるかどうかは非常に大切です。
先述したように、運用代行をすべて丸投げの状態にしてしまうと後の社内方針の変更が難しく、結局はずっとその会社のサービスを継続利用することになりかねません。
ある程度の目途がついたら、スムーズに社内運用に切り替えられるよう、こちらにもわかるように話をしてくれる担当者がベストです。

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Amazon運用代行サービス8選まとめ

それでは具体的にどのようなAmazon運用代行サービスがあるのかをみていきましょう。
ここでは、Amazon運用代行サービスを8つ紹介します。自社の方針や取扱商品と合いそうなサービスがあれば、利用を検討してみてください。

アグザルファ

引用元:https://www.axalpha.com/

アグザルファはAmazonの元社員が代表を務める、業界初のAmazon専門運用代行です。
業界内でのパイオニア的企業で、数々の賞を受賞している実績から信頼できる運用代行といえるでしょう。
アグザルファには運用代行プランとコンサルティングプランの2種類あり、自社の状況に合わせたコースが選択できます。
また、「ベンダー運用代行」「広告運用代行」「海外販売サポート」「撮影代行」や「画像加工」など、運用代行以外のサービスも提供しています。


◼︎運用代行プラン
運用代行プランの料金は月額78,000円〜で契約期間は12ヶ月です。12ヶ月以降は1ヶ月ごとの更新なので、様子をみながら活用していくとよいでしょう。
運用代行プランのサービス内容は以下のとおりです。

・SEO対策
・既存商品ページの改善
・新規商品登録
・販売促進対策
・売上分析
・その他の施策
・広告最適化

◼︎コンサルティングプラン
コンサルティングプランの料金は月額98,000円からで、契約期間は運用代行プランと同じ12ヶ月です。

・SEO対策、提案
・既存商品ページの改善提案
・確認、修正指示
・販売促進対策、提案
・売上分析
・その他施策・提案

いつも.

引用元:https://itsumo365.co.jp/

いつも.は、ECマーケティングや運用代行、育成型の人材マッチングなど、ECビジネスにおける総合支援サービスを展開しています。
Amazonに特化した「Amazon支援サービス」では、新規立ち上げからページ作成、広告運用など幅広い範囲に対応。
専門チームによる効果検証と分析をスピーディにおこなうため、早々に自走サイクルにのせられるでしょう。
いつも.のAmazon支援サービスは、以下の4つから利用者に合わせて選べます。

・セラー企業向けサービス
・ベンダー企業向けサービス
・Amazon新規立ち上げ
・AmazonDSP(AAP)

また、いつも.にはアメリカ・中国・ロシア・ヨーロッパ・ASEANなどの海外Amazon支援サービスもあります。
そのため、将来的に海外進出を視野に入れている事業者も安心して相談できるでしょう。

Hamee

Hameeコンサルティング

Hameeコンサルティング引用元:https://hamee-consulting.co.jp/

Hameeコンサルティングは、複数のネットショップを一元管理できるシステム、「ネクストエンジン」を運営する株式会社Hameeのグループ会社です。
ECサイト運営におけるありふれた対策ではなく、サイトごとに最適化した戦略の提案をしてくれるのが特徴。
売上拡大の提案はもちろん、商品登録などの運用も同じ契約内で対応してくれます。

Amazonコンサルサービス料金は月額6万円で、契約期間は1ヶ月単位。
短期間での解約が可能なので、売上が低迷する時期や繁忙期のみなどニーズにあわせて利用できるのもポイントです。

ONE PROOF

引用元:https://www.one-proof.co.jp/

ECサイト構築からモール出店、運用代行などEC事業に関わるさまざまなサービスを提供するONE PROOF。
依頼主の売上・利益を成長させることを目的にコンサルティングをおこない、必要なタスクを一貫しておこなってくれます。
Amazon運用代行の具体的なサービス内容は以下のとおりです。

・新規出店・商品ページ制作
・受注処理代行、カスタマーサポートCS代行、顧客対応代行
・Amazonスポンサープロダクト広告運用代行

「Amazonスポンサープロダクト」とはAmazon.co.jp内に掲載できる広告で、ONE PROOFでは作業の80%以上を手動で出稿や単価調整をおこなっています。
また、ONE PROOF内にカスタマーサポートやコールセンターが整っているため、顧客対応・カスタマーサポートまでワンストップで利用できるのも魅力といえるでしょう。

そばに

引用元:https://sobani.co.jp/

そばには、Amazon物販に特化したECコンサルティング会社。実際にAmazonで販売経験のあるコンサルタントがクライアント様に寄り添いながら、運用代行やコンサルティングサービス、広告施策や画像制作・商品ページ制作まで、Amazon販売で成功するためのサービスを一気通貫で提供している。

また、同社ではAmazonで取り扱われている数千点の販売情報を蓄積したデータベースを独自開発している。そのため、常にAmazonでの最新の販売状況に応じた戦略をクライアントに提案できるのも強みです。

90%のクライアントが選択するアカウント運用代行サービスでは、新規商品登録~ページ作成からSEO対策、売上分析&効果測定などをサポートしています。

・アカウント運用代行
・コンサルティング
・Amazon広告運用代行
・商品カタログ画像作成
・商品ページ作成代行
・越境Amazon支援

REALMS

引用元:https://realms.co.jp/

REALMSでは、AmazonをはじめとするEC運用代行や集客・物販コンサルティング、Web集客コンサルティングをおこなっています。
独自開発のAmazon販売支援ツール「アマトピア」を利用した運用代行が可能で、出品管理や価格改定など、売上増大に役立つ8つの機能を組み合わせたプランが選べます。

Amazonコンサルティングサービスは、グループコンサルティングとスポットコンサルティングの2種類。
実施施策は以下のとおりです。

・商品ページ最適化
・SEO対策
・レビュー対策
・広告運用
・ソフトウェアの提供
・売上分析
・セール施策
・販売データの活用

グループコンサルティングの費用は6ヶ月で税込79万2,000円、スポットコンサルティングは2時間で税込27,5000円となっています。
ただし、直接指導がうけられるコンサルティングは引受件数を制限しているようなので、気になる方は公式サイトから問い合わせてみてください。

ヒロモウェブ

引用元:https://hiromoweb.jp/

ヒロモウェブでは「店舗やEC事業の制作部、運営部の代わりとなる」ことを使命に、現場経験を生かしたネットショップの制作・運営サポートを提供。
Webマーケティングを専門に各種ECモール、自社EC向けの販売促進支援、コンサルティングなどをおこなっています。
ヒロモウェブでAmazon運用に活用できるサービスは以下の4つです。

・プロジェクトコンサルティング
・スポットコンサルティング
・Zoomスポット相談
・運用支援
・その他の運営サポート

また、ヒロモウェブでは受発注業務は代行しておらず、配送・送料・決済の編集も自社での対応となります。
そのため、ある程度EC運営に精通した人材が社内にいる事業者向けともいえるでしょう。

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ECのミカタが運営するマッチングサービスです。ECサイトに特化したメディアを運営する専門コンシェルジュが、丁寧なヒアリングを行った上で、最適な企業をご紹介します。

そのためAmazonの運営代行会社についての知識が全くなくても、マッチ度の高いパートナーさんと出会うことが可能です。希望する会社が決定すれば、最短1営業日で企業との商談のセッティングを行います。商談日や商談方法だけでなく、断りの依頼も全てコンシェルジュに任せることができるため、じっくり選定に時間をかけることが可能です。

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