返品・交換・注文キャンセル自動化ツール「Recustomer」が「ネクストエンジン」と連携を開始

ECのミカタ編集部

返品・交換・注文キャンセル自動化ツール「Recustomer(リカスタマー)」を運営するRecustomer株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:柴田康弘)は、Hamee株式会社(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:水島育大)が運営するクラウド(SaaS)型 EC Attractions「ネクストエンジン」と2022年3月よりAPI提携を開始したと発表した。

返品・交換・注文キャンセル業務を自動化

「Recustomer」は、EC事業者の返品・交換・注文キャンセル業務を自動化するツールだ。今回の提携により、物流情報との連携を強め、返品・キャンセル関連対応のさらなる自動化を行い、返品対応コストの削減と顧客体験の向上を可能にする。

今後は、さまざまな販売チャネルとの連携をさらに加速させ、より多くの事業者がRecustomerを利用できる環境を整え、最適なワークフローを提供していくことで「返品」がマーケティングソリューションとして提供可能な未来を目指すという。

本連携でできること

今回の「Recustomer」と「ネクストエンジン」の連携により、以下の3つのことが可能になる。

①在庫参照元にネクストエンジンを選択可能に
従来、事業者はユーザーが商品の交換を希望する際に、手動で交換商品の在庫を確認・確保していた。本連携により、ネクストエンジンの在庫を参照し、用意可能な商品を自動でユーザーに表示・選択できるようになる。

②交換商品選択時の在庫引当の自動化
ユーザーがECサイトで交換商品を選択した際、自動でネクストエンジン上に伝票を発行し、在庫確保・出荷指示を行う。これにより、ユーザーからの交換リクエストを承認した後に交換品の在庫がなくなり、交換対応ができないという課題を解決する。

③キャンセルの自動化
これまで、自社の問い合わせフォームでキャンセルリクエストを受け、手動でネクストエンジンの伝票をキャンセルするという作業が発生していた。今回の連携により、ユーザーがRecustomerで商品キャンセルをリクエストした際、ネクストエンジン上の伝票を自動でキャンセル可能となり、タイムラグによる手続きのミスがなくなる。

30分かかる作業を3分で

「Recustomer」を活用することにより、従来は30分かかっていた作業が3分でできるようになり、導入企業では「返品の問い合わせ94%削減」「返品業務3分の1削減」といった成果が出ているという。

いつでもどこでも、膨大な選択肢の中から好みの商品を選べる利便性が強みのECだが、実物を見ずに購入する以上、「届いたらイメージと違った」ということもある。返品業務を自動化し、事業者が返品をマーケティングやサービスの一環として積極的に活用できるようになれば、ECではじめての商品を購入するハードルがさらに下がりそうだ。

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