ネクストエンジン、Shopifyとの連携強化でセット商品の在庫自動連携を実現

ECのミカタ編集部

Hamee株式会社(本社:神奈川県小田原市、代表取締役社長:水島育大、証券コード:東証プライム 3134)は、クラウド(SaaS)型 EC Attractions「ネクストエンジン」において、Shopify Inc.の日本法人であるShopify Japan株式会社 (本社:東京都渋谷区、日本カントリー・マネージャー:太原 真) が運営するマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify」との連携アプリ「Shopify用 自動連携」の機能を強化したと発表した。

それによって、これまで対応不可だったセット商品の在庫自動連携を実現したほか、2022年5月より「Shopify App Store」にてShopify公式アプリとして、新たに「ネクストエンジン自動連携」を公開したという。

世界中で高まる「Shopify」の存在感

「Shopify」は世界175ヵ国で数百万以上のストアが運営されている世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム。2021年11月26日から11月29日に開催された「ブラックフライデー・サイバーマンデー」では、Shopifyにて運営されたEC店舗の流通総額が過去最高額となる63億ドル(約7,140億円)を達成するなど、全世界に影響力を示している。

日本国内向けには2017年にサービスが開始され、2020年の日本市場における流通総額は前年比323%増。新規出店数の伸び率は前年比228%増を達成するなど、日本国内でもShopifyの影響力が拡大し続けている。

要望の多かった「セット商品の在庫自動連携機能」を実装

「ネクストエンジン」においては、ネクストエンジンアプリ「Shopify用 自動連携」にて2019年8月より国内注文の自動連携を実現。2022年6月現在、ネクストエンジンを利用しているEC事業者のうち、1,000社以上が本アプリを活用している。

今後もEC店舗構築の選択肢としてShopifyの存在はさらに大きくなり、EC業界におけるShopifyの基盤は拡大し続けることが予想される。「ネクストエンジン」においても、Shopifyとの連携機能をさらに強化することで、EC事業者に向けたShopifyへの販路拡大の推進や店舗運営業務の負荷軽減につながると考え、かねてより利用者から要望の多かったセット商品の在庫自動連携機能を実装したという。

セット商品の在庫管理の負荷を軽減

これまでShopify以外のモール・カートで購入されたセット商品については、Shopifyの管理画面上で都度在庫数を調整する必要があったが、今回の機能強化によって「ネクストエンジン」のセット商品の在庫数をShopifyへ自動で連携することができるようになった。

同社は「セット商品の在庫管理の負荷軽減が実現することで、EC事業者のShopifyへの出品数拡大のほか、Shopifyを利用していないEC事業者の出店支援につながる」との考えだという。

国内EC市場の拡大に伴って、ShopifyでECサイトを構築する事業者も右肩上がりに増えている。それにより、日本国内でもShopify向け機能を強化するベンダーが増加中だ。今回のように、Shopify利用事業者の利便性を高める機能がリリースされることによって、Shopifyによるサイト構築がしやすくなり、さらに便利なツールや機能が生まれるという好循環に期待したい。

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