SBフレームワークスが【3PL・返品分析サービス】を開始

ECのミカタ編集部

SBフレームワークス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役:綿貫浩、以下「SBフレームワークス」または「同社」)は、「もの・ことロジ」™の第2弾として、「3PL・返品分析サービス」を開始した。

EC“返品”にフォーカス

ソフトバンクグループで物流事業を手がけるSBフレームワークスは、物流業務を軸にして、その周辺のビジネス課題の解決にも貢献するサービス「もの・ことロジ」™の第2弾として、「3PL・返品分析サービス」を2022年11月7日から開始した。

「もの・ことロジ」は、「もの」の流れ(物流)と、その周辺で発生する「こと」の流れ(業務プロセスと情報の流れ)を俯瞰することでオペレーションに潜む無駄を定量的に特定し、ビジネスの効率化を支援するBPO型課題解決サービスだという。第2弾ではB2C物流の最適化の提案と、ネット通販で発生する返品に潜む“ムダ”の分析に焦点を当てた3PL・返品分析サービスとして提供されるとのことだ。

サービスの概要と特徴

◆B2B倉庫とB2C倉庫の一元化

B2BとB2C双方に対応する倉庫管理システムと輸配送機能を提供。

◆最適な輸配送モード

自社保有車両によるチャーター便と宅配便のベスト・ミックスを提案。

◆返品にまつわる3つの可視化

▷滞留在庫の可視化

返品された商品の再生・廃棄の判断を迅速に行うことで、在庫滞留によるムダを抑制。商品毎の在庫回転率を可視化して、商品構成の見直しを促す。

▷返品率の可視化

商品ごとの返品率と返品理由の分析から、返品を抑制する改善策を提案。

▷返品関連コストの可視化

返品に関わるあらゆるコストを可視化することで、収支改善に向けた意思決定を支援。同サービスでは、物流実務の対応に加えて、3つの可視化に関するレポーティングと次の一手の提案も行われる。

“作業”と“ファクト分析”からECを支援

公表に際して同社では次のように述べている。

「SBフレームワークスでは、B2BからB2C、D2Cへと拡大する事業を一元的に支援する物流サービスを提供してきました。今回の『もの・ことロジ』第2弾ではこれに加えて、売上が伸びているネット・ショップで後回しにされがちな返品にまつわる対処について、出荷・返品に関わる“作業”と、作業を通して得られた“ファクト分析”の両面から、ECビジネスを支援します」

ECにおける「返品」の問題は、売上やコスト、在庫管理の面からだけではなく、顧客とのロイヤリティ醸成の面からも見過ごすことはできないだろう。こうした返品の課題に物流プラットフォームとして「作業」と「ファクト分析」の視点からECを支援する同社の取り組みは、返品問題に悩む多くのEC事業者のビジネスを力強く後押しすることになりそうだ。

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