「商品購入時の情報収集」約3人に1人がAIを活用 ZETA調査
ZETA株式会社は2026年6月30日、「購買行動におけるAI活用状況に関するアンケート調査」の結果を発表した。
調査概要
◆調査主体:ZETA株式会社
◆調査対象:直近3カ月でECサイトを利用したと回答した男女
◆有効回答数:981名
◆調査期間:2026年4月16日〜4月28日
◆調査方法:インターネットアンケート
◆出典:購買行動におけるAI活用状況に関するアンケート調査(ZETA株式会社)
商品購入時の情報収集、約3人に1人がAIを活用
商品購入時の情報収集手段は「ECサイト内検索」が63.8%と最多、次いで「Googleなどの検索エンジン」が59.4%という結果となった。
一方、「AIエージェント(ChatGPT・Geminiなど)」は10.0%、「ECサイト内のチャットボット」は5.4%だった。現時点では新たな情報収集手段の利用は限定的であるものの、今後は検索行動を補完する導線として広がる可能性がうかがえる。

商品購入を検討する際にChatGPTやGeminiなどのAIを利用して情報収集することが「よくある」と回答したユーザーは9.7%、「たまにある」と回答したユーザーは25.4%という結果となった。
両者を合わせると35.1%となり、約3人に1人が商品購入時の情報収集にAIを活用している。このことから、AIは「購買行動を補完する手段」として一定規模で定着し始めていることが明らかとなった。

AIによる比較・要約・提案が、商品選定支援のカギに
ECサイトで商品購入を検討する際に「比較が面倒」と感じている層では、AIを「商品の比較検討」に活用する割合が65.4%を占めた。
また「レビューが多すぎる」と感じている層では「レビュー・口コミの要約」、「最適な商品が分からない」と感じている層では「条件に合う商品の絞り込み」や「おすすめ商品の提案」での活用が見られた。AIがECサイト上の困りごとに応じて比較・要約・提案を補完する手段として使われ始めていることが明らかとなった。

ZETAは本調査結果について、次のようにコメントしている。
「すでに約3人に1人が商品購入時の情報収集にAIを活用している状況から、今後のECサイトには『商品を探しやすい検索環境』を整えるだけでなく、ユーザーが迷わず比較・検討し、自分に合った商品を選べる体験設計が求められます。今後は、検索精度の向上に加え、商品情報やレビュー・Q&AなどのUGCの活用によって、AIが正確に商品を理解・比較・提案できる環境の整備が、ECサイトのコンバージョン率の最大化やLTV向上、そして売上成長において重要になると考えられます」
生成AIの急速な普及に伴い、ユーザーの商品探索行動は「検索して探す」だけでなく、膨大な情報を比較・整理しながら自分に合う商品を選ぶ体験へと変化しつつある。AI時代における施策検討に、本調査結果を参考にしたい。


