NE、業務データをAIエージェントとつなぐ「MCPサーバー」を実装

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ECのミカタ編集部

話しかけるだけで、ネクストエンジンが答える。NE、業務データをAIエージェントとつなぐ「MCPサーバー」を実装

NE株式会社は2026年6月30日、SaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」において、既存APIを活用したMCP(Model Context Protocol)サーバーの実装を発表した。

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幅広い業務データを取得・集計できる接続環境を構築

MCPは、AIエージェントが外部システムやデータソースに接続するための仕組みの1つである。

本取り組みではネクストエンジンAPIをMCPサーバーとして接続。AIエージェントやMCP対応クライアントから受注・売上、在庫、注文状況などの業務データを取得・集計できる接続環境を構築している。

NEは本件について、主に以下のような業務データに対応していていると解説する。

◆受注・売上に関する情報
▷指定期間の受注件数、総合計金額、店舗別の受注状況、商品別の販売実績などを確認できる。

◆在庫・商品に関する情報
▷商品コードや商品名をもとに、在庫数、引当数、フリー在庫数、入出庫履歴などを確認できる。

◆注文状況に関する情報
▷受注ステータス、入金状況、重要チェック、個別注文の詳細などを確認できる。

提供対象は既存のネクストエンジン契約顧客の一部となっており、利用条件については担当営業またはカスタマーサクセス窓口より順次案内が進められる。

※画像元:業務データをAIエージェントとつなぐ「MCPサーバー」を実装(NE株式会社)

業務データをAIエージェントが正確に扱える状態へ

NEは「ネクストエンジン上で管理される業務データをAIエージェントが正確に扱える状態へ整備することが、エージェンティック・コマース時代のEC事業者支援において重要になると考えています」とコメントしている。

同社はこれまで、ネクストエンジンAPIをAIエージェント時代の開発基盤へ進化させるため、APIマニュアルの刷新を進めてきた。

刷新後のAPIマニュアルではOpenAPI 3.1、Markdown、llms.txtなどを活用。開発者だけでなくAIエージェントや、AI開発支援ツールがAPI仕様を参照しやすい構成へ整備している。

今回のMCPサーバー実装はその次の段階として、AIエージェントがネクストエンジンAPIを通じて業務データを取得・集計するための接続基盤を整備する取り組みとなる。

なお、現時点では読み取り系データの参照・集計を対象としており、業務データの更新やAIによる自律実行は実施しない。個別注文情報の取得においても購入者名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報フィールドは対象外となっている。

AIエージェント時代のコマースOSへと進化

NEは今後、今回実装したMCPサーバーをもとに、AIエージェントが参照・集計できる業務データの範囲を段階的に広げる方針を示した。

さらに、スマートフォンアプリ「NE LINKS」上でのAI要約や通知など、EC事業者が日々の状況をより把握しやすくなる機能への応用も検討している。

同社は「AIエージェントが商品の比較・選定から購買・取引までを担う時代において、EC事業者の商品・在庫情報がAIエージェントへ正しく届くこと、すなわち事業者がAIエージェントに直接商品を届ける(Direct to Agent)環境は、コマースの新たな前提になると考えています」と述べる。

Vision「Commerce OS for the Agent Era」およびMission「Build the Invisible Engine」のもと、ネクストエンジンをAIエージェント時代のコマースOSへと進化させる、としている。

受注・売上・在庫を"話しかけるだけ"で参照・集計できる接続基盤を整備。EC事業者の業務効率化につながる、本施策。今後の展開に期待が寄せられる。