イングリウッドと伊藤忠商事、「Champion」日本事業の株式共同取得 EC販売強化
株式会社イングリウッドは2026年6月22日、伊藤忠商事株式会社と共に、オーセンティック アメリカン アスレチックウェア ブランド 「Champion」の日本事業を運営するヘインズブランズ ジャパン株式会社の全株式を、同月にHanes Holdings U.S. Inc.より取得したことを発表した。
日本国内における商品企画・開発、販売を推進
本件によりイングリウッドはマジョリティ出資者として対象会社の経営及び事業運営を主体的に担う。同社が持つリテール×データ知見、クリエイティブ、商品開発力を駆使することでChampionブランドの日本国内における商品企画・開発、販売を推進する。
一方、伊藤忠商事はグローバルブランドマネジメント大手であるAuthentic Brands Group LLCとマスターライセンス契約を締結。事業成長をサポートする方針だ。
なお、対象会社の代表取締役社長には、イングリウッドの代表取締役社長兼CEOの黒川隆介氏が就任(兼任)。また、株式取得に伴い商号を「Champion Japan株式会社(チャンピオン ジャパン)」に変更する予定。
EC販売の強化とデータ活用の積極化
今後はイングリウッドのデータドリブンな経営基盤を活用し、最先端のテクノロジーを取り入れた小売事業運営を実現する方針を掲げている。
具体的には、EC販売の強化とデータ活用の積極化によって、顧客の一人ひとりに最適な商品提案を行う。同時に店舗とオンラインを融合した、一貫性のあるブランド体験(OMO戦略)の提供を目指す、としている。
併せて、Championブランドの価値の再定義に基づく商品ラインナップの拡充や、積極的なマーケティング活動を展開。これにより、従来のファンはもちろん、新たな世代にもブランドの魅力を広く届ける考えだ。
イングリウッドは「最先端のリテールDXソリューションを持つ当社と、伊藤忠商事のブランドビジネスにおける圧倒的な知見と実績を掛け合わせることで、Championブランドの次世代への進化と、さらなる価値創造を力強く推進してまいります」とコメントしている。
新しい「リテールモデル」への進化が求められる
昨今のアパレル・小売業界において、消費者ニーズの多様化への対応やデジタル化、それに伴うサプライチェーンの最適化は急務となっている。
100年以上の歴史を持つChampionブランドにおいても、これまでの強固なリアル店舗の基盤に加え、デジタルとデータを基盤とした新しいリテールモデルへの進化が求められていた。
こうした中、Championの「いつの時代も最高水準の品質とデザインにこだわり、挑戦を続けることで革新的な商品を提供する」というブランドフィロソフィーを尊重。イングリウッドの強みである「AIを基盤としたデータドリブンのマーケティング・リテール事業運営」を取り入れることで、今以上に多くの顧客にChampionという、すばらしい商品・ブランドを届けたいという想いが合致。今回の株式取得に至った。
リテール×データ知見を駆使することで、Championブランドの事業成長を加速させることが期待される。今後の動向に注目したい。


