JR東と越境EC支援のジグザグが連携、旅マエ購入を喚起

ECのミカタ編集部

株式会社ジグザグ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:仲里一義、以下「ジグザグ」または「同社」)は、東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤祐二、以下「JR東日本」)、株式会社JR東日本商事(代表取締役社長:井上 晋一)、JR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田裕)と連携し、海外販売の検証を行うことを公表した。

JR東スタートアッププログラム実験の概要

ウェブインバウンド・越境EC支援を行ジグザグは、JR東日本、JR東日本商事、JR東日本スタートアップと連携し、国内EC事業者向けに同社が開発した「WorldShopping BIZ(ワールドショッピングビズ)」を活用して"JRE MALLの越境EC化”を行い、海外販売の検証を行うことを公表した。

◆概要

▷越境EC化する商品の第1弾として、観光による地域づくりを行うみなかみ町観光協会およびプラットヨネザワ株式会社と連携し、みなかみ町と米沢市の地産品を販売し、地域の魅力を発信する。

▷2月1日(水)から順次、期間限定でJR東日本グループが運営するホテルメトロポリタン プレミア 台北とOne&Co Taipei にて、商品をショールーミング展示する実証実験を行う。

▷JRE MALLと海外拠点を活用して、日本各地のいいものを取り揃え、海外で直接体験・購入する機会をつくることで、新しい旅マエの体験を創出し、地域活性化につなげる。

JRE MALLの海外販売の対応を開始

JRE MALLの海外販売の対応を開始

JRE MALLは、越境EC対応サービス「WorldShopping BIZ」を導入し、商品の一部を世界228の国と地域に向けた海外販売に対応するという。今回、観光による地域づくりを行う法人と連携することで、その地域ならではの地産品を知る機会を作り、伝統と文化を培った日本のモノづくりを一緒に発信して、地域の魅力を伝えるとしている。

日時:2023年1月17日(火)より順次対応 2023年3月31日まで
場所:TRAINIART JRE MALL店 大人の良彩百貨店
内容:越境EC対応の商品ラインナップ
協力:一般社団法人みなかみ町観光協会/プラットヨネザワ株式会社

①「みなかみ町の地産品(ほか上越線沿線エリア)」約90アイテム
②「米沢市の地産品」約140アイテム
③「厳選セレクト鉄道グッズ」約130アイテム

旅マエ体験でウェブインバウンド消費を喚起

旅マエ体験でウェブインバウンド消費を喚起

さらに台湾でのショールーミング展開を開始するとのことだ。各海外拠点で地産品を体験してもらい、欲しいと思った時にスマートフォンからQRコードを読み込み、その場でオンライン購入できる仕組みをつくるという。今回は、台湾のJR東日本グループが運営するホテルやオフィスで実施し、利用する顧客に商品の魅力を感じてもらうことで、新しい旅マエの体験を創出するとしている。

また、JRE MALLと海外拠点を活用した新しい旅マエの体験の創出についても言及している。コロナ禍で観光需要が落ち込んだことにより、地域産業は厳しい状況に置かれている一方、国内ECサイトへの海外からのアクセスは年々増加しており、海外の多くの消費者が日本への興味を持っている。JRE MALLと海外拠点を活用し、地産品の体験の場と購入する機会をつくることで、モノから地域への興味、そして旅行のきっかけにつなげ、コロナ後の新しい旅マエモデルの創出を目指すとのことだ。

このように、越境EC支援のジグザグがインバウンド需要回復に向けてJRE MALL初の海外販売対応と台湾でのショールーミング拠点を展開することとなった。ECサイトをタグ一行で海外販売を可能にし、海外の現地において「触れてから、買う。」旅マエ体験で、さらなるウェブインバウンド消費が喚起されることになりそうだ。

ECのミカタ通信23号はこちらから


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事