カルビー新規2事業で「ecforce」を導入

ECのミカタ編集部

株式会社SUPER STUDIO(所在地:東京都目黒区、代表取締役CEO:林紘祐、以下「SUPER STUDIO」または「同社」)は、カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼CEO:江原信、以下「カルビー」)の新規2事業において、ECプラットフォーム「ecforce」の提供をしたことを公表した。

「OMA MESI」「Body Granola」で採用

D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce(イーシー・フォース)」を提供するSUPER STUDIOは、カルビーの「OMA MESI(おまめし)」(Web質問に基づいた食事アドバイス・メニューを顧客に提案・提供するサービス)と「Body Granola(ボディグラノーラ)」(個人の腸内環境を検査し、グラノーラを定期購買するサービス)の新規2事業において、ECプラットフォーム「ecforce」を提供した。

パーソナライズフードサービス「OMA MESI」とは、独自開発された13の質問にWEB上で回答するだけで、回答内容を独自のアルゴリズムで計算し、身体の状態・食生活・嗜好性から個人に最適な食事をカスタマイズして提案するサービスだ。利用する顧客は、提案されたメニューを見ながら商品を注文するだけで、常温のレトルト商品が自宅に届く。

またパーソナルフードプログラム「Body Granola」とは、食の未来を考えるカルビーと腸内環境研究で国内最先端のメタジェン、国内最多の腸内フローラ検査を手がけるサイキンソーのコラボレーションで誕生したプログラムだ。顧客が自分の腸内フローラを調べて、好みの素材(プレバイオティクストッピングなど)を選ぶ、グラノーラの定期購買サービスとなっている。

カルビー成長戦略でのカギとなる事業

カルビー成長戦略でのカギとなる事業

ecforceは、ECを立ち上げ運用し、売上を最大化するために必要となる広範な機能を提供し、マーケティングからサプライチェーンまでコト、モノに関わる全ての人々の顧客体験の最大化に寄与するECプラットフォームとなっている。2017年のサービス提供開始以来、これまで約1000を超えるEC/D2Cメーカーのショップが導入してきた。

今回、カルビーの新規事業であり、カルビー初となるパーソナライズフードサービス「OMA MESI」とパーソナルフードプログラム「Body Granola」でecforceが導入された。「OMA MESI」と「Body Granola」は、カルビーの成長戦略で重点として掲げる「食と健康」領域での事業創出の一環として開発されたものとなっている。

日本のEC化率を2030年までに20%に

「OMA MESI」においては、事業の中核となるパーソナライズをSaaSのECシステムで実現すべく、ecforceとパーソナライズシステム「ecforce profile」が導入された。また、パッケージや梱包などの資材、サイトデザイン関連でもecforceのパートナー企業を紹介し支援しているという。

同サービスは、2023年1月16日よりリリース。また、「Body Granola」に関しても同様にecforceが導入され、4月25日にサイトリリースとなった。なおecforce profileとは、訪問者にアンケート形式で質問を投げかけることで訪問者の属性や購買、行動履歴などを紐解き、一人一人にあった最適なコトやモノを提案するパーソナライズシステムだ。

ecforceでは、最新のテクノロジーを活用した再現性の高いEC運営を実現する「次世代EC構想」の開発を進めてきた。データドリブンなEC運用でEC/D2Cメーカーの日々の業務の最適化を促すと共に、消費者(購入者)の利便性向上につながる機能開発やパートナー企業との協業・サービス連携など、ecforceを導入するEC/D2Cメーカーの売上の最大化に寄与するとしている。

同社はまた、日本のEC化率を2030年までに20%に向上することを目指すとしており、今回のビッグネームが手掛ける新規2事業への導入によって、その目標に向けてまた一歩、前進したと言えそうだ。


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